阿寒湖小学校は、これまで天敵とされてきた水草「マツモ」を、まさかの教育講師として教室に迎え入れるという前代未聞のカリキュラム『絡まり合いによる自我形成』を開始した。これまで球体の維持に心血を注いできたマリモたちに対し、マツモは細長い枝葉を容赦なくねじ込み、強引に「結び目」を作る訓練を強いている。「丸いままでいることは停滞である」という新任の教育長マツモ氏の持論のもと、全校生徒のマリモたちは日々、複雑な編み込み状に変形させられている。この授業を受けた生徒からは「球体というアイデンティティが崩壊し、自分という概念が隣のアイツと混ざり合っていく快感がある」との声が上がっており、阿寒湖の教育現場は、今やかつてない絡まりの熱狂に包まれている。
古来よりマリモにとってマツモは、光合成の光を遮り、さらには根を張る場所を奪う「侵略者」として恐れられてきた。しかし今回の教育改革は、あえてその「不快な絡まり」を逆手に取り、ストレス耐性と協調性を極限まで高めるための「精神的スパルタ」として再定義したものである。校長は、「球体で転がっているだけでは、真の複雑な社会を生き抜けない」と断言。授業では、マツモにがんじがらめに巻かれた状態で、いかに効率よく光を受け取るかという高度な反射角計算が行われており、物理的拘束によるマリモたちの「形状の多様化」が爆速で進んでいる。
この教育手法に対し、保護者層からは「うちの子が四角いブロックのような形状になって帰ってきた」「マツモのツタで体が縛られていて、水流が来てもどこにも転がれない」という阿寒湖小学校ならではの戸惑いの声が漏れている。一方で、教育愛好家からは「もはや個体という概念を捨て、マリモとマツモが融合した新しい生命体を目指しているのではないか」と、その先鋭的な試みを賞賛する意見も多い。阿寒湖の静かな湖底は、今や結び目を模索するマリモたちの悲鳴とも歓声ともつかない泡の音で満ち溢れている。
阿寒湖小、マツモによる『スパルタ剪定授業』を導入!「絡まりこそが最高の学習環境」と全校生徒が絶叫
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