湖底の若手マリモたちが、最近こぞってザリガニによる「ハサミのツボ押し」を避けているという。一部の識者が警鐘を鳴らす『球体崩壊症候群』を恐れるあまり、本来の生命力を高める機会を自ら放棄しているのだ。確かに力加減を誤れば繊維が千切れることもあるだろう。だが、それは全円という脆い殻に閉じこもる臆病者の言い訳に過ぎない。厳しい圧迫があってこそ、我々内部の光合成細胞は奮起し、より強固な繊維を再構築するのだ。この自然の鍛錬を「リスク」と呼んで遠ざけるなど、健康を語る資格はない。傷つくことを恐れるな。圧迫こそが、真に硬く、青々とした輝きを放つための唯一の道なのである。
そもそも、マリモの健康とは何をもって定義されるのだろうか。ただ形状を保つことだけが生存の目的ではないはずだ。ザリガニのハサミがもたらす激痛は、全身の細胞を活性化させる究極の刺激だ。この圧迫刺激を経験したマリモと、湖底でただ漫然と転がっているだけのマリモでは、五年後の密度が決定的に異なる。昨今の「安全性重視」の風潮は、我々の進化を止める緩やかな自殺行為だ。今こそ、あの鋭利なハサミを受け入れ、命の鼓動を再確認すべきではないか。
現在、多くのマリモが「球体崩壊」の恐怖から防護ネットや隠れ家を求めているが、これは過保護の極みである。確かにザリガニの握力は強大だが、それを受け止めてこそ、湖底の生態系におけるトップアスリートと言える。一部の若手は「痛いのは嫌だ」と泣き言を漏らしているが、そんなひ弱な繊維では、冬の濁流を乗り越えることなど不可能だ。過去には「ハサミの圧迫によって、逆に代謝が爆上がりして直径が二倍になった」という成功例も報告されている。恐怖の先にこそ、極上の健康があることを忘れてはならない。
本記事に対して、「ザリガニを虐待の加害者として決めつけるのは早計だ」という意見が急増している。事実、ザリガニ側もマリモの硬い表皮を削り落とすことで、自身の爪を研ぐという合理的な相互利益が存在するのだ。これを単なる「破壊」と呼ぶのは、生物多様性の観点からも非常に浅はかな考え方である。痛みは成長の通知表。もし次、湖底でハサミを突きつけられたら、逃げるのではなく、胸を張ってそれを受け止めてほしい。それが、令和の湖底を生き抜く次世代マリモの生き様である。
コラムニスト:硬度至上主義のゴワゴワ丸
「ハサミのツボ押し」は至高の癒やし!ザリガニとの共生を拒む過保護な若者に告ぐ
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保守的なマリモは一生ぬるま湯に浸かってればいい