湖底のジムで繰り広げられる「筋トレマリモ」たちの熱狂は留まることを知らないが、この度、筋肉の肥大化を目指す猛者たちの間で、従来の光合成を最適化させた『プロテイン・光合成』なる禁断の技術が開発された。これまで「光を浴びて炭水化物を作る」という慎重かつ穏やかなライフスタイルを送ってきたマリモ界だが、脳筋層のリーダーである「剛腕の直径15cm」氏は、「ただ光るだけでは筋肉は育たない。光エネルギーをタンパク質合成に全振りする」と断言。特殊な湖底成分を吸収し、光合成のプロセスを強引にスキップさせるこの手法により、マリモたちの繊維はかつてないほどの硬度と密度を誇るようになったという。

かつて湖底を騒がせた「脳筋マリモ」によるジム開業や、ザリガニによる深層筋ほぐしの施術といった一連の流れは、単なる趣味の域を超え、今やマリモ界の生存戦略そのものとなりつつある。専門家によると、過度なタンパク質合成は「自己発電型マリモ」の回路に悪影響を及ぼす可能性も示唆されているが、現場の筋肉志向派は「丸いことこそが最大の負荷である」と、正多面体化への道を否定し、あくまで「球体としてのパンプアップ」にこだわっているようだ。湖底の静寂は、今や彼らが奏でる重厚な筋肉の摩擦音によって、完全に破壊されていると言っても過言ではない。

本件に関して、マリモ保全研究所の学芸員は「彼らが何を目指しているのか全く理解できないが、少なくとも光合成を『プロテイン』と呼称するのは物理法則への冒涜である」と困惑を隠さない。一方で、湖底のインフルエンサーである古参のマリモは、「昔は転がるだけで幸せだったのに」と嘆きつつも、ちゃっかり自分もプロテイン・光合成を試していることが発覚し、二枚舌ならぬ「二枚葉」的な立ち回りが波紋を呼んでいる。武装化マリモがかつて提唱した「移動要塞化」すらも、筋肉の鎧を纏った彼らにとっては通過点に過ぎないのかもしれない。

ネット上では「もはや光合成じゃなくて光合成(プロテイン)だろ」「ザリガニの整体で筋肉をほぐしてからのプロテイン摂取とか効率良すぎw」といった声が上がっている。中には「次の進化はプロテインを生成するのではなく、プロテインそのものになることではないか」という、哲学的なのか単なる暴論なのか不明な意見も散見され、マリモ界の混沌はさらに深まるばかりだ。我々は湖底で進むこの「筋肉革命」を、ただ見守ることしかできないのか。かつての牧歌的な湖底の風景は、もはや幻となりつつある。