阿寒湖の科学者チームは本日、湖底に生息するマリモたちが「局所的な重力制御能力」を獲得したことを発表した。これまで光合成や電力供給で存在感を示してきた彼らだが、今朝から一斉に湖面を離れ、空中に浮かび上がるという前代未聞の事態が発生。目撃者によると、数千個のマリモがまるで風船のように阿寒湖上空を漂い、そのまま成層圏を目指して上昇しているという。阿寒湖漁協は「ただでさえ観光資源が空を飛んで逃げていく状況に困惑している」とコメントしている。
この驚異的な現象について、阿寒湖地質研究所の物理学部門は「マリモの体内で未知の重力子が発生している」と分析する。マリモはこれまで、光合成の副産物として微弱な電磁気を放出していたが、どうやらそれが進化の過程で『反重力マッピング』のアルゴリズムへと昇華されたようだ。専門家は「彼らは単なる植物から、自力で飛行を制御する『浮遊生命体』へと進化した。もはや湖という物理的制約は彼らにとって狭すぎるのかもしれない」と推測。今後、マリモたちは大気圏を漂いながら、世界中の上空から我々を見下ろすことになると予想される。
なお、この事態を受けて、航空管制センターは航路の変更を余儀なくされている。また、一部のマリモは衛星軌道まで到達する可能性も指摘されており、人工衛星との衝突事故を防ぐため、JAXAが「マリモ回避マニュアル」の緊急策定に乗り出した。藻類の宇宙進出という事態に、世界は困惑と畏怖を隠しきれない。これまで湖底で静かにしていた彼らが、なぜ空を目指したのか。その真意は依然として不明だが、一部の観測筋からは「地上の争いに飽きたのではないか」という哲学的な考察も寄せられている。
阿寒湖の空を見上げれば、そこには緑色の宇宙船団が浮かんでいる。この光景に対し、近隣住民からは「洗濯物を干しづらくなった」「上から藻が落ちてくるのではないかと不安だ」といった生活に密着した悩みも上がっている。空を支配したマリモたちが、次はどこを目指すのか。人類にとっての『藻類支配時代』は、もはや地上から空の彼方へとシフトしようとしているようだ。マリモの自由な浮遊は、私たちの重苦しい日常に一石を投じることになるだろう。
阿寒湖のマリモ、ついに「重力制御」を習得 全個体が湖面を離れ大気圏へ浮遊開始
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