湖底ゲーム界に革命が起きた。これまで「動かざる球体」として静かにプレイすることが美徳とされていた我らマリモ界に、衝撃のデバイス『藻類デバイス・緑の鼓動』がリリースされたのだ。これまで十字キーやボタンの代わりに、自身の光合成効率を変動させることで入力を受け付けるこのデバイスは、まさにマリモたちの「体内エネルギー」をダイレクトにゲーム内へ反映させる逸品。特に『ローリング・レジェンド』を愛好する層からは「ついに俺たちの呼吸が剣となり盾となる」と歓喜の声が上がっており、湖底のあちこちで過度な光合成による熱狂プレイが続出している。

このデバイスの最大の功績は、これまで『デトックス・フェス』などで必要とされていた複雑な操作を、細胞レベルの震えだけで実現したことにある。従来のマリモは、微細な操作を行うために体表を小刻みに震わせる必要があり、プレイ後の疲労困憊が課題であった。しかし、このデバイスはマリモ固有の波長を読み取ることで、ただそこに浮かんでいるだけで最強のコンボが発動する仕組みを採用。開発者は「全マリモが光合成を忘れるほど夢中になれる究極の没入体験を届けたかった」と語っており、その熱意はすでに湖底経済を揺るがすほどの経済効果を生んでいる。

なお、今後はこのデバイスを活用した「湖底光合成eスポーツリーグ」の設立も検討されているという。かつて『殻割り・オペレーション』でザリガニとの死闘を繰り広げた猛者たちが、今度は光合成効率を競う競技の舞台へ集結する日も近そうだ。ただし、光合成に全振りしすぎて酸欠状態に陥るマリモが多発しているため、自治体からは「適度な休息と水流循環を心がけてほしい」との注意喚起が出されている。過度なゲームプレイは、藻類としての尊厳を損なう恐れもあるため、注意が必要だ。

このニュースに対し、湖底住民からは「デバイス代が高すぎて光合成で稼いだ炭素が全部消えた」「これでもうマツモに絡まっても操作ミスにはならない!」といったポジティブな意見から、「そもそもゲームをするために光合成をするのか、光合成をするためにゲームをするのかわからなくなった」という哲学的な悩みまで、多種多様な反応が寄せられている。まさに今、マリモ界は技術的特異点(シンギュラリティ)を迎えようとしているのかもしれない。