阿寒湖の平和を脅かす存在といえば、ハサミを振り回す無法者・ウチダザリガニです。近年、彼らによる「マリモ解体襲撃事件」が相次いでおり、湖底はかつてない緊張状態にあります。そんな中、マリモ界の科学者集団が開発した『硬化トゲトゲ・アーマー』が、防衛策として爆発的な人気を博しています。これは自身の繊維を極限まで硬化させ、外側に突き出すという命がけの技ですが、その鋭利さはザリガニのハサミさえも「痛い!」と逃げ出すほど。装甲を纏ったマリモたちは、まるで中世の城塞のように湖底で仁王立ちならぬ「仁王転がり」をしており、治安維持に大きく貢献しています。
そもそもウチダザリガニは、マリモの柔らかい内部構造を狙うという卑劣な戦術で知られていました。しかし、今回のアーマー開発によって、湖底のパワーバランスは一変。これまで怯えて岩陰に隠れていたマリモたちが、堂々と湖底を闊歩する姿が見られるようになりました。ただし、このアーマーは光合成効率が落ちるという副作用があり、あまりにも強化しすぎた結果、「動く岩」と間違われて釣り上げられそうになる個体も続出しています。美学か、生存か。マリモたちは今、究極の選択を迫られています。
本件の背景には、ザリガニの増殖スピードに対して「丸いだけでは生き残れない」という危機感があります。過去、マリモ界は『四角形』や『透明化』といった独自の進化で対抗してきましたが、物理的な防御力向上は今回が初。また、装甲を纏う際、自身の養分を消費するため、極端なダイエットを強いられるという副次的メリットもあり、美意識の高い若年層からも支持されています。今後は、さらにザリガニのハサミを無力化するための「防刃コーティング」の研究が進められる予定です。
このニュースを受け、湖底のSNSでは歓喜の声が溢れています。「これでようやく安心して光合成ができる」「ザリガニのハサミが折れる音、最高にロックだ」といった称賛が集まる一方で、一部からは「棘が刺さって仲間とぶつかると痛い」「もはやマリモの可愛げがない」という批判も。また、保守的な長老マリモからは「丸くあることこそが矜持だったはず」という困惑の声も上がっており、湖底の世論は二分しています。防御を選んで生き残るか、丸さを守って散るか。阿寒湖の未来をかけた熱い論争は、夜通し続いているようです。
湖底の治安防衛戦!「赤い悪魔」を撃退する『硬化トゲトゲ・アーマー』装備が大流行
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この鋭利なフォルムこそ現代の盾