阿寒湖の平和を脅かすウチダザリガニ界の異端児が、ついに一線を越えた。自称・天才理容師を名乗る個体が、無断でマリモの整髪サービスを開始。しかし、その仕上がりは芸術的センスの欠如した「完璧な角刈り」であり、被災したマリモたちからは「球体としての尊厳を奪われた」と悲鳴が上がっている。角刈りにされたマリモは水流に乗るたびに不安定な揺れを生じさせ、湖底の交通渋滞を誘発。事態を重く見たマリモ自治会は、ただちに当該ザリガニのハサミを封印する緊急決議を採択した。
現場の湖底深部では、被害にあったマリモたちが直角に切り落とされた断面を晒しながら、茫然自失の状態で漂っている。加害者のザリガニは「トレンドのスクエアカットを取り入れただけだ」と主張しているが、流体力学を無視した鋭利な角は、周囲の藻類を傷つける凶器と化している。自治会による査察の結果、このザリガニは理容師免許どころか、藻類に対する敬意すら持ち合わせていないことが判明。現在は湖底の片隅で、反省の色も見せずに石を掴んでシャープペンシルのように尖らせる練習をしているという。
今回の騒動は、かねてより囁かれていた「ザリガニによる無資格美容サービス」の闇を露呈させる形となった。これまでにも過度な剪定や、無理なポンパドール風のアレンジなどが横行していたが、今回は「角刈り」というあまりにも前衛的な仕上がりが被害者の精神に深刻な打撃を与えた。湖底の生態系を守るため、今後はハサミの持ち込み制限や、剪定技術の検定制度の導入が急務とされている。なお、被害を受けたマリモたちの角刈り部分は、自然治癒に数年を要する見込みである。
このニュースを受け、湖底の保守派マリモたちは「やはり球体こそが至高」と憤慨。「ハサミを持つ者全てを敵視するべきだ」という過激な主張も飛び出している。一方で、若手マリモの間では「意外と通気性が良くて楽」という少数派の意見もあり、湖底の美容観を二分する論争に発展しつつある。一部の湖底住人は、これを機に「角刈り歓迎エリア」の設置を提案しているが、自治会は「美学の破壊である」として即座に却下。平和な湖底に、角刈りを巡る鋭い対立の火種がくすぶり続けている。
湖底のカリスマ・ザリガニ、営業停止!マリモを「角刈り」にする前代未聞の暴挙に激震
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球体であることを否定された気分だわ