阿寒湖の美容界に彗星のごとく現れ、容赦ない丸刈り技術で一世を風靡したカリスマ美容師・ウチダザリガニ氏が、またもや湖底を震撼させています。これまでの「丸刈り一辺倒」から一転、最新の施術では、顧客であるマリモたちに対し、独創的すぎる『幾何学カット』を強行。球体を維持することこそ美徳とされる伝統的なマリモ界において、三角やピラミッド型に削ぎ落とされた被害者たちが、湖底のあちこちでバランスを崩して転がり回る事態となっています。
「丸刈りは基礎、これからは造形の時代だ」と語るザリガニ氏のアトリエには、美意識の高い(あるいは洗脳された)マリモたちが連日行列を作っています。しかし、被害者のひとりは「カット直後は芸術的だと感じたが、湖流に流されるたびに角が削れ、今ではただの『いびつな岩』のようになっている」と涙ながらに告白。もはや美容の域を超え、一種の過激な身体改造ショーと化しているこの状況に、湖底の保守派団体からは「球体こそが至高のアイデンティティである」との抗議声明が出されるなど、緊張が高まっています。
そもそも、この一連の騒動は、ウチダザリガニがどこからか美容師免許を取得したという噂から始まりました。ハサミを武器に湖底の生態系を支配するその姿は、ある種のマッドサイエンティストを彷彿とさせます。かつては剪定技術で風流を演出していましたが、今やその技術は暴走の一途を辿っており、今回の幾何学ブームも、彼の飽くなき探究心が生んだ「悲劇の産物」と言えるでしょう。専門家は「マリモの成長速度を遥かに超えるトリミングは、単なるストレスでしかない」と警鐘を鳴らしています。
この報道に対し、湖底住民からは「美容室というよりは、もはや解体工場」「角ができたおかげで転がりやすくなったというポジティブ勢もいるのが理解不能」といった困惑の声が広がっています。一方で、「この際だから、次は立方体に挑戦してほしい」という無責任な野次馬の声も。かつての静寂を取り戻すため、湖底警備隊はザリガニ氏のハサミの没収を検討していますが、彼が「ハサミを奪うなら湖を濁らせる」と逆ギレしているため、膠着状態が続いています。
湖底のハサミ美容師、今度は『前衛アート』に傾倒しマリモ界が阿鼻叫喚
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