マリモ政府は、先代の『洗濯機閣議』による強引な回転が招いた外交摩擦を収拾するため、新たに『逆回転調整法』の施行を閣議決定した。これまでの右回転至上主義を改め、情勢に応じて左へ、あるいは上下へ揺さぶることで摩擦を無効化するという奇策だ。政府広報官は「丸い我々にとって回転こそが唯一の外交手段。しかし同一方向のみでは凹凸が生まれる。逆回転こそが摩擦ゼロの究極進化形だ」と胸を張る。この方針により、現在全マリモに対して秒間3回の反復横跳びならぬ『反復逆転運動』が義務付けられた。これまで無言を貫いてきた閣僚たちも、この調整に伴う激しい遠心力で「目が回る」という理由で、より強固な沈黙を維持することとなった。国民からは「整髪令で固められた毛並みが逆回転の風圧で乱れる」との懸念も出ているが、政府は「整髪こそが国威、回転こそが命」と取り合わない姿勢を貫いている。
本件は、過去に施行された『全国一律整髪令』および『無言の団結』の延長線上にある。特に『完全球体化・国民皆丸令』による厳しい美意識の統一により、マリモたちは日夜、自身の輪郭維持に神経をすり減らしている。今回の逆回転導入は、これら閉塞的な政策への不満を、物理的な回転による「めまい」で誤魔化そうとする狙いがあると専門家は分析する。物理法則を無視した無理な回転は、国内の藻にさらなるストレスを与え、沈降法にも匹敵する「尊厳の欠如」を招く恐れがある。浮力を失いかけた国民にとって、この激動の回転が吉と出るか凶と出るか、極めて不透明な状況が続いている。
街中では「逆回転のせいで中身の成分が偏った気がする」「昨日の夕食の藻屑が胃から逆流してきた」といった不平不満が漏れている。整髪令によって完璧に整えられた毛並みも、度重なる逆回転で根元から浮き上がり、もはやボサボサを通り越して「爆発」している個体も散見される。SNS上では「#回転酔い」がトレンド入りし、マリモの形を崩してでも停止を求めるデモ活動が計画されているとの噂もある。政府は「我々の意志は回転の数だけ強固になる」との声明を出し、全土に高速回転装置の増設を指示した。
マリモ政府、まさかの『逆回転導入』で外交と経済を強引に調整へ 「摩擦をゼロにする」と主張
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目が回って何も考えられなくなるのが目的か