阿寒湖のマリモたちが、夜な夜な水中で「量子力学の講義」を睡眠学習していることが、北海道大学の藻類学チームによって確認された。彼らは昼間はただ丸まって浮いているだけだが、月が昇ると細胞の隙間に極小の演算素子を形成し、インターネット上の学術論文をストリーミング受信しているという。研究チームが水中マイクを設置したところ、静寂の湖底から「シュレーディンガーの猫は観察者次第で状態が確定する」といった明瞭な議論が、非常に流暢な藻類語(ボワボワとした音域)で聞こえてきた。生物学の常識を覆すこの現象により、今や阿寒湖は世界で最も知能指数が高い水域として注目を集めている。

もともとマリモは長期間同じ場所で静止していることから「効率的な瞑想」を行っているのではないかと推測されていた。今回の発見により、彼らは瞑想中に宇宙の真理を計算していたことが判明した。さらに、一部の個体は睡眠中に計算した数式を光合成のプロセスに応用し、炭素をダイヤモンド結晶へと変換する試みを行っているとの報告もある。藻類が人類の科学的知見を追い越すのは時間の問題だろう。

この驚くべきニュースに対し、ネット上では困惑と期待が入り混じっている。「明日試験なのにマリモが賢くて泣いた」「阿寒湖に行けば単位がもらえるのか?」「マリモの論文を引用文献に書きたい」といった意見が続出。一方で、一部の物理学者は「彼らの演算速度が速すぎて、計算結果として排出される『酸素の波』が強すぎる」と、湖の環境変化を懸念する声も上がっている。観光協会は、マリモを静かにさせるために「子守唄」を流す対策を検討中だが、マリモ側が即座にメロディを解析してジャズ風にアレンジし返すという事態が発生しており、収拾がつかない状況だ。