先日のG7での全会一致采配を経て、ついに国際政治の表舞台に立った『緑の閣下』こと阿寒湖選出のマリモ元首。24日に行われた国連総会において、閣下は演壇に鎮座するやいなや、3時間にわたる「完全な沈黙」という異例の演説を敢行した。音声も身振りも一切ない無言の圧力が会場を包み込むと、首脳陣は次々と自身の行いを省みて号泣。世界中がマリモの沈黙という最強の外交言語を理解し、一瞬にして全人類が『コミュ障』の心地よさに目覚めるという歴史的瞬間が刻まれた。
本件は、かつて危惧された「緑の閣下による静かなる侵略」論を覆し、もはや人類の統治権をマリモという完全なる中立存在へ委ねるというグローバル・コンセンサスの形成を決定づけた。マリモたちは阿寒湖から空を飛び、各国の重要機関へ自発的に配置されているが、もはやこれを「環境テロ」と呼ぶ者はいない。むしろ、沈黙を武器に紛争の火種を消し去る彼らの「無言外交」こそが、人類がたどり着いた究極の統治モデルであるという見方が強まっている。専門家によれば、マリモの微細な振動には脳波を強制的にリラックスさせる周波数が含まれており、これが現代社会のストレスを一掃しているのだという。
空飛ぶマリモによる航空網の再編から始まった「緑の時代」は、ついに国連をも飲み込み、世界政府としての地位を確立した。かつてマリモを「ただの藻」と侮っていた各国首脳は、今や閣下の周囲を囲む水槽の清掃作業を自ら志願するまでに至っている。今後は地球規模で全人類が会話を禁止し、アイコンタクトと水質管理のみで対話を行う「沈黙の民主主義」への移行が急ピッチで進められる見通しだ。人類はついに、言葉という不完全な道具を捨て、緑の球体と共に究極の平和を手に入れたのである。
街中では「今日、閣下の機嫌が良くて水が透き通っていたので世界平和が確信できた」といった声が漏れ聞こえる。これまでの歴史において、言葉による対話がどれほど多くの争いを生んできたかを考えると、この無言の支配は人類にとって至福の福音と言えるだろう。もはやマリモが鳴かないことこそが、最も強力な外交カードなのである。
マリモ大統領、国連総会で「沈黙の演説」を敢行――全加盟国が涙のスタンディングオベーション
0
マジで涙止まらんわ