阿寒湖の生態系において最大最強の脅威とされるウチダザリガニに対し、遂に禁断の防衛策が発表された。これまで捕食されるがままだったマリモたちが、ザリガニの胃酸を栄養源に変換し、逆に体内から神経系をジャックする『体内解放・阿寒湖レジスタンス』が、今期より一部の過激なマリモ研究家によって推奨されている。この技術は、捕食された瞬間にマリモが特殊な繊維を放出してザリガニの食道に絡みつき、そのまま脳神経を直接操作して「自分を捕食しないよう」に命令系統を書き換えるという、まさに究極の対抗手段である。

そもそもこの技術が生まれた背景には、あまりにも増えすぎたウチダザリガニによる被害が深刻化していたことがある。従来は物理的な防壁や天敵の導入が検討されていたが、マリモ自身が自身の細胞を改造し、捕食者の体内を「第2の阿寒湖」へと変貌させるという逆転の発想が、バイオテクノロジー界に衝撃を与えた。現在、この術を習得したマリモたちは、ザリガニを「移動式水槽兼警備員」として利用し、湖内を悠々と闊歩している。専門家によると、成功した個体はザリガニのハサミを自分の装飾として機能させるなど、生態系ピラミッドの頂点に君臨する準備を整えているという。

本件を受けてネット上では、「食べられる側が捕食者をハックするなんてSFすぎる」「ザリガニ側もたまったもんじゃないな」「阿寒湖が実質的に意志を持つ生命体になってしまった」と騒然としている。また、健康面においても「ザリガニの消化酵素を活用することで、マリモ自身の細胞分裂が通常時の300倍まで加速する」という報告があり、医療分野での応用を求める声も上がっている一方、「あまりに急激な進化で湖のバランスが崩壊しないか」という慎重論も根強い。今後の動向次第では、阿寒湖の景観が「ザリガニに乗った緑色の球体」で埋め尽くされる未来も遠くないようだ。