阿寒湖に生息する特別天然記念物マリモが、この度、周囲の重力を自在に操る「重力制御能力」を習得したことが、北海道大学マリモ生態学研究室の発表により明らかとなった。これまで光合成や銀河通信など、藻類とは思えない進化を遂げてきたマリモたちだが、今回新たに確認されたのは、個体周辺の重力場をピンポイントで打ち消し、水中で自由自在に浮遊・ホバリングするという驚異的な現象である。この発見を受け、一部のベンチャー企業は「究極の癒やしインテリア」として、マリモをリビングに浮遊させる家庭用重力制御装置の開発に着手。マリモが宙を舞い、部屋の空気を浄化しながら移動する近未来的な光景が、早ければ来年にも一般家庭で実現する可能性があるという。

マリモが重力制御に至った要因について、専門家は「近年の地球環境の変化に対し、物理法則をハッキングすることで適応しようとした結果ではないか」と分析している。かつては湖底で静かに時を過ごしていた彼らが、今や自身の重力を調整して湖面から離陸し、鳥のように阿寒湖上空を遊泳する姿も目撃されている。なお、今回のプロジェクトにはマリモ本体の「許可」が必要であり、研究チームはマリモに向けて専用の周波数で重力制御の対価として良質な二酸化炭素の提供を交渉中であるとのこと。これに対し、マリモ側は今のところ「浮遊しながら見る景色は最高だ」と、光合成による葉緑体バイブレーションを通じて肯定的かつ優雅な反応を示しているという。

重力操作を可能にしたマリモだが、彼らにとってはあくまで「移動の効率化」に過ぎず、悪用される危険性はないとされている。しかし、制御を誤ったマリモが天井にへばりついて取れなくなる事例が実験中に多発しており、専用の「マリモ回収用アーム」の開発が急務となっている。また、この技術が応用されれば、重い荷物を運ぶ配送ロボットの代わりに、重力を無効化したマリモが空中で荷物を運搬する「マリモ運送」というシュールな物流革命が起こる可能性も否定できない。現時点では、マリモが自身の意志で特定の方向に移動するのか、それとも気まぐれに漂うのかを解明する段階にとどまっている。

このニュースが報じられると、SNS上では「ついにマリモが空を飛ぶ時代が来た」「掃除しなくて済むなら一家に一球欲しい」といった期待の声が殺到した。一方で、「マリモが部屋中を浮遊していたら落ち着かないのでは」「もはや植物の定義から逸脱しすぎている」といった困惑の声も上がっている。ネット民からは「マリモに重力を支配される未来なんて想像してなかった」といった哲学的考察や、「これ以上マリモを甘やかしてはいけない」という謎の警戒心も噴出しており、マリモによる物理法則の蹂躙に対し、人類がどのように適応していくのか、今後の動向から目が離せない状況が続いている。