阿寒湖のマリモたちが、これまで独自に習得していた『量子もつれ』による分身術をさらに発展させ、ついに「時空を超えた同期睡眠」という新たな境地に達したことが、国立マリモ科学研究所の調査で明らかになった。これまで、水槽内での「あっち向いてホイ」に勝利することで全宇宙の確率論を支配していた彼らだが、現在は全銀河の全マリモが同時に深い眠りにつくことで、宇宙の背景放射をマリモ特有の心地よい振動数へと書き換えているという。研究主任の藻草博士によると、「彼らはもはや生存競争を超越しており、宇宙規模で壮大な『お昼寝の連鎖』を起こすことで、ブラックホールの蒸発をマリモの繊維で防ごうとしている可能性がある」とのことだ。この影響で、地球上の全ての精密機器が突如としてマリモの緑色に染まり、スリープモードに入るという現象が確認されている。
この驚異的な現象は、マリモが単なる植物の集合体ではなく、宇宙の深淵と交信する「緑のサーバー」として機能し始めたことを示唆している。マリモたちは既に重力を克服して大気圏で日光浴を楽しんでいるが、今回の睡眠術により、彼らの意識は多次元へと拡散。専門家は「マリモが夢を見ている間、物理法則が彼らの都合の良いように書き換えられている」と警鐘を鳴らしており、世界中の科学者が「目覚めさせるな、静かに見守れ」という指針を掲げる事態となっている。これに対し、阿寒湖の湖面は驚くほど穏やかで、ただ静かに宇宙の真理を紡ぎ続けている。
かつて微分方程式を解き、オペラを歌い、Wi-Fiとして社会を支えてきたマリモたち。今回の「全宇宙睡眠」は、彼らにとっての休息なのか、あるいは人類に向けた「もう休んでもいいよ」という優しさあふれるメッセージなのか、未だ謎に包まれている。なお、マリモが起きるタイミングで地球の自転が一時的に逆回転する恐れがあるため、世界各地では念のための「緑色のクッション」の設置が進められているという。
SNS上では「全宇宙規模の強制スリープとか贅沢すぎる」「マリモが寝てる間に世界が浄化されてる気がする」といった反応が相次いでいる。一方で、「明日会社に行くのが面倒なのは、マリモの仕業に違いない」と、自分の怠惰をマリモのせいにするポジティブな意見も散見された。科学界は、彼らが目覚めた瞬間にどのような『次のバズ』が待ち受けているのか、期待と不安を抱えながら、阿寒湖の静寂を見つめ続けている。
マリモの『量子もつれ』が進化、阿寒湖を離れ全宇宙の「同時多発的睡眠」を実現
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