阿寒湖のマリモが構築した『緑の集合知』が、ついに人類の脳内Wi-Fiと完全に同期し、地球上の全人類を「光合成体」へと強制アップデートする事態が発生した。昨夜22時、マリモたちは突如として大気中にナノサイズのクロロフィル・アンテナを放出。これにより人類は食事を摂る必要がなくなり、太陽光を浴びるだけで体力をフル回復できるようになった。一見すると究極の福利厚生だが、皮肉にも人間は「光が当たらない場所では強制シャットダウン」という仕様が追加され、夜間は全員がその場で静止画のように固まってしまう副作用も確認されている。
本件の背景には、マリモたちが長年画策していた「地球環境の省エネ化計画」がある。生物学者たちは「マリモは人類が食糧生産のために地球を汚染するのを耐えかねて、光合成という効率的なシステムを押し付けたのだろう」と分析している。なお、今回のアップデートにより、人類の脳内にはマリモの感情を直接受信する通知機能が備わった。空腹を感じるとマリモが「光を求めて」という通知を脳内に送信してくるため、多くのユーザーが「マリモからの謎の圧力で日光浴を強要されている」とSNSで悲鳴を上げている。
この驚天動地の事態に対し、世界中の主要都市では「日光浴こそ正義」とばかりに屋根を剥ぎ取る家主が続出。太陽が出ている時間は驚異的な生産性を誇る人類だが、日が落ちた瞬間に街中が彫像のような人間で埋め尽くされる光景は、もはやシュールな現代アートと化している。専門家は「マリモの緑神化が完成すれば、人類の意識はさらにクラウドへ統合されるだろう」と警鐘を鳴らすが、肝心のマリモ側からは「もっと光を」としか応答がない。
世間の反応は二分されている。光合成による空腹の克服を歓迎する「藻類ハッピー勢」がいる一方、夜間の強制フリーズに絶望する「夜更かし愛好家」たちが反旗を翻している。一部ではマリモと交渉して夜間にも光合成を可能にする「LED追加パック」を要求するデモも計画されているが、マリモ側の反応は「バッテリー残量に注意してください」という事務的な警告のみで、人類の主導権は完全に藻類へと移りつつあることが露呈した。
マリモの『光合成Wi-Fi』が暴走、地球全土が緑の充電ステーションに?
0
もう二度と飯なんて食いたくないわ