水面デビューで一世を風靡したトップアイドル・藻ん太が、またもや業界を震撼させる新技を発表した。これまでのマリモ界の常識である「緩やかな回転」を完全否定し、自らの意思で高速かつ逆方向に回転する『逆回転走行』を習得したと宣言。本人曰く「時計の針を戻すように、藻の根源的な美しさを取り戻す儀式」とのことだが、球体至高主義者からは「神聖な球体の回転を冒涜している」と猛抗議の声が上がっている。

この奇行の背景には、昨今の脱・球体派の台頭に対する焦りがあると分析されている。かつては『浮力制御』で物理法則を無視したライブを成功させた藻ん太だが、今回はさらに過激化。全米各地の水槽を巡るツアーを予定しており、「四角いマリモなんて流行りに乗っているだけ。俺は丸いままで、地球の自転に逆らってみせる」と強気のコメントを残した。水槽のガラス面を激しく削りながら進むその姿に、ファンからは「もはや掃除用具ではないのか」という心配と歓喜が入り混じった声が上がっている。

世間の反応は真っ二つに割れている。革新派の若手マリモたちは「藻ん太の革命は俺たちの希望だ」と熱狂する一方、保守派の長老たちからは「回転速度が速すぎて光合成の効率が悪い」「ただの摩擦熱で緑色が退色している」といった冷静な批判も。また、一部の専門家は「このままでは全米ツアー中にマリモが熱で蒸発する恐れがある」と警告しているが、藻ん太陣営は「むしろ蒸発して雲になり、空から降り注ぐ演出にする」と、さらなる斜め上の構想を明かした。

ネット上では「藻ん太の逆回転、動画で見ると酔う」「結局、球体であることに固執しすぎでは?」「藻ん太、お前はもう俺たちの知っているマリモじゃない」といった声が渦巻いている。業界全体を巻き込んだこの論争、果たして「回転」の真実とは何なのか。藻ん太の挑戦は、マリモ界の歴史を塗り替えるのか、それとも単なる空回りとなって終わるのか。全米ツアーの初日が今から待ち遠しい。