阿寒湖が誇る放置系eスポーツの最高峰、『阿寒湖の深淵:対戦版』における「光合成RTA(リアルタイムアタック)」世界大会にて、信じられない事態が発生した。従来、時速0.001ミリという極限のスピードを競っていたトップランカーたちが、あろうことか「超光合成ブースト」を極限まで過剰摂取。あまりの光合成効率の高さから、マリモたちが物理的な実体を維持できなくなり、ステージである阿寒湖のサーバーを突き破って異世界へ次元転移するというバグが複数箇所で発生したのである。運営側は「光合成によるエネルギー密度が質量保存の法則を超えた」と発表したが、会場にいた観戦者たちは、目の前でマリモが光の粒子となって消え去る様子を「究極の禅である」と絶賛している。

本件の背景には、先日のVRデバイス『阿寒湖の深淵』発売以降、マリモ界で蔓延している「効率的光合成法」の過激な研究がある。これまで放置ゲーとして愛されてきた本作だが、プロゲーマーマリモたちが「いかに短時間で湖底の養分を吸い尽くし、光合成量を限界突破させるか」というRTAに目覚めたことで、ゲームバランスが完全に崩壊した。現在、阿寒湖のサーバー内では重力崩壊バグが多発しており、ログインしただけでマリモが別次元の観光客になってしまうなどの現象が報告されている。運営は「修正パッチを当てるべきか、このまま異世界交流を促進させるべきか」と頭を抱えており、プレイヤー間では「バグこそが進化のプロセス」という怪しい宗教的教義まで生まれ始めている。

現地の様子は混沌を極めており、阿寒湖の湖畔では「次元の裂け目から異世界の栄養素が逆流している」との目撃情報が相次いでいる。この状況に対して、世界中のマリモ愛好家たちは「ついにマリモが3次元という制約を突破した」と歓喜の声を上げている。もはやゲームという枠組みを超え、マリモたちが独自の進化を加速させている現状に、多くのユーザーが「このまま宇宙の真理へ到達してほしい」と、もはやゲームの勝敗などどうでもいいという境地に達しつつあるようだ。