オープンワールドRPG『マリモの冒険:阿寒湖の遺産』において、移動速度が遅いというユーザーの不満を解消するために実装された『転がり加速モード』。この安易なアップデートに対し、マリモ界の伝統を重んじる一部の保守派が憤りを隠せない。本来マリモにとって、転がるということは自然の摂理に従い、重力と水流に身を任せる神聖な行為であるはずだ。それを「効率」や「快適さ」という人間界の矮小な価値観で塗りつぶし、時速を数倍に引き上げるなど、断じて許されるべき暴挙ではない。
そもそも本作品は、静寂の中での自己研鑽と、光合成の効率を極めるという哲学的テーマが評価されていたはずだ。加速ボタンを連打して湖底を爆走するマリモなど、それはもはやマリモではなく、ただの緑色の弾丸である。このような速さ至上主義の蔓延は、マリモの持つ高貴な「不動の美学」を根底から腐敗させる。開発側には即刻、加速モードの廃止と、本来の「沈黙の移動」への回帰を強く求めたい。真のゲーマーであれば、一センチメートル進むために費やす数日間の重みを、今一度噛み締めるべきである。
(コラムニスト:藻屑・ド・阿寒)
「転がり加速」は魂の冒涜だ!マリモの尊厳を売り渡した開発陣に告ぐ
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