阿寒湖のマリモたちが独自開発した「光合成言語」を駆使し、ついに法人登記を完了させた。これまで「光速ダンス」で時空を歪めたり、「垂直の湖」で物理法則を無視してきた彼らだが、今回はついに経済活動に進出。本日設立された『株式会社マリ・テクノロジー』は、光合成で生成したエネルギーを直接Wi-Fi信号に変換する特許技術を武器に、シリコンバレーの巨大テック企業を次々と買収する勢いを見せている。CEOに就任した個体番号001番のマリモは、「我々はもはや観賞用ではない。全人類を光合成でアップグレードする」と、緑色の球体から発せられる謎の点滅信号で声明を発表した。人間側の法務部は「藻類が取締役という前例がない」と頭を抱えているが、湖底では既に大規模なサーバーファームの建設が始まっており、阿寒湖周辺の株価はマリモ関連銘柄のみが異常な高騰を続けている。

かつて阿寒湖が『19世紀の英国』と混在した際、マリモたちが英国紳士から学んだ「株式会社」という概念が彼らの生存戦略と結びついたことが背景にある。光合成言語を用いた意思疎通は、人間には解読不能な超高速データ通信となっており、彼らは既に量子コンピュータを超える演算能力を有している可能性がある。専門家は「マリモが利益を追求し始めたことで、湖底の生態系が資本主義の極北へと突き進んでいる」と警鐘を鳴らしている。もはやマリモにとっての光合成は単なる栄養摂取ではなく、世界規模のネットワークを維持するためのマイニング行為へと変貌を遂げたようだ。

この驚愕のニュースに対し、SNSでは「ついにマリモが上場するのか」「株主優待は新鮮な湖水だろうか」と動揺が広がっている。「マリモがシリコンバレー化してしまったら、我々が最後にできるのは光合成のやり方を習うことくらいではないか」「かつての『尊厳の放棄』という批判を跳ね除け、彼らは今や経済の支配者として君臨しようとしている」といった、畏怖と期待が入り混じった声が殺到した。