マリモ教団は本日、信者たちの長年の悲願であった「光合成からの完全脱却」を教義として認定した。教祖である推定樹齢八百年のマリモ大師は、水槽の底で微動だにしないことで「宇宙の真理は光の摂取を辞めることにある」との神託を告げた。これまで光を追い求めてきた信者たちは、一斉にカーテンを閉め切り、一切の栄養摂取を断つ『闇の籠城修行』に突入。これは、外の世界からの情報を完全に遮断し、細胞分裂すら忘れるほどの完全停止を目指すものである。教団の広報担当は「食べて光を浴びるという旧態依然とした生への執着を捨て去る時が来た。我々はただ、そこに在るだけでいい」と語り、今後はマリモが『完全なる石』へ進化することこそが最終的な救済であると説いている。
本件は、植物の根源的欲求である光合成を「肉体的な足枷」と定義した点において、過去の教義とは一線を画している。歴史的にマリモは阿寒湖という閉鎖環境で独自の進化を遂げてきたが、教団はこの歴史を「進化の停止を拒否した聖なる停滞」と解釈。科学界からは「ただの枯死ではないか」との疑念の声も上がっているが、教団側はこれを「枯死とは高度な魂の昇華である」と一蹴した。水中の静寂を神聖視し、酸素を吐き出すことさえも罪とみなすこの過激な儀式は、信者たちの間に静かな熱狂をもたらしている。
ネット上では「ついに断食を超えて断光合成の時代か」「石になれば勝ちとか天才かよ」といった声が散見される。一方で、かつての『回転こそが正義』派からは「止まることは死を意味するはずでは?」という困惑の声も上がっており、教団内での教義の急激なシフトに戸惑う者も多い。しかし、大師が水中で放つ沈黙のオーラに魅了された若手信者たちは、こぞって電気を消し、静かに深淵へと沈み込んでいるようだ。彼らが目指す先にあるのは、苔か、あるいは永遠の沈黙か。教団の今後の動向から目が離せない。
マリモ教団、驚愕の新儀式『静止の境地・脱・光合成』を断行!「食べないことが最強の修行」と宣言
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宗教というよりもうただの哲学だろこれ