阿寒湖の静寂を切り裂く、前代未聞のダンスパーティーが幕を開けた。近年の研究で、月明かりの夜になるとマリモたちが湖底で一斉に社交ダンスを踊っていることが判明した。マリモの回転速度は回を追うごとに過激化しており、今夜行われたワルツでは、ペアを組んだマリモ同士の摩擦熱と回転効率が限界突破。なんと回転速度が光速を超え、ダンス会場を中心に時空が歪み、湖底に『過去の景色』や『未来の湖』がホログラムのように映し出される事態となった。専門家は「彼らは回転という運動エネルギーを極限まで高めることで、物理法則をハックしている」と戦慄している。

マリモが何故社交ダンスを嗜むようになったのか、その起源は数年前の『言語習得』に遡るという説が有力だ。会話が可能になったマリモたちが、湖底という狭いコミュニティで人間社会の『格調高い娯楽』をYouTubeで密かに学習したのが事の始まりらしい。特に社交ダンスのステップを模倣する過程で、マリモ独特の球体構造が遠心力と相性が良いことが判明。今や彼らにとってダンスは単なる遊びではなく、高次元空間へアクセスするための儀式と化している。湖の周辺住民からは「夜中に湖面からオペラが聞こえる」「光る球体が回っていて目が回る」といった報告が相次いでいる。

この事態に対し、物理学会からは「マリモの回転を止めなければ、阿寒湖がブラックホール化して観光客が吸い込まれる」と警告が出されている。しかし、ダンス中のマリモたちは非常にプライドが高く、無理に中断させようとすると「ステップの邪魔をするな!」と水流で猛烈に抗議してくるため、人間側も手が出せない状態だ。今後、この社交ダンスが進化し続け、マリモが重力を完全に克服した暁には、湖から飛び出して空中でワルツを踊り始める可能性すら指摘されている。

世間からは「マリモの社交界とか意識高すぎて草」「明日からマリモのステップを参考にジム通いする」「時空が歪むとかもうめちゃくちゃで笑う」「物理法則を破るなw」といった驚きの声が続出している。一部の熱狂的なマリモファンからは「彼らが最高に輝いている瞬間を邪魔してはならない」といった擁護論も飛び出しており、阿寒湖の夜は今、かつてない熱気に包まれている。