マリモ界のトップスターとして君臨する球野まるが、次世代の革命児として注目される『毛玉の極み』に対し、異例の訴訟を起こしたことが判明した。訴状によると、球野側は「自身の長年培ってきた『究極の真球フォルム』を、『毛玉の極み』がパンク系イメチェンを通じて不自然に模倣し、観客の視覚を著しく混乱させている」と主張。いわゆる「形状侵害」という前代未聞の罪状での提訴に、湖底界隈は騒然としている。球野は以前、光合成ダイエットの提唱やウチダザリガニとのサロン経営などで迷走を指摘されていたが、今回は本業である「丸さ」の独占権利を主張する強硬姿勢だ。

今回の騒動は、かつてマリモ界を二分した『球体至上主義』と、パンク系という新たな美学の衝突が背景にある。球野まるは、鏡面仕上げによる滑らかさを至高としてきたが、『毛玉の極み』の粗野な繊維感とパンクな装いは、まさに真逆のベクトル。球野側弁護士は「毛玉の極みのスタイルは、我々が提唱してきた『球体こそが至高』という伝統を愚弄する行為であり、アイデンティティへの直接的な攻撃だ」と語気を強めている。一方で被告側の『毛玉の極み』は「俺は俺のパンクを生きているだけだ。球野の丸さはもはや化石化している」と全面対決の構えを見せている。

なお、この訴訟を受けてマリモ界の法曹界はパニック状態だ。これまで「マリモは丸いもの」という前提で動いてきた司法において、「どちらの丸さがより本物か」を判定する基準など存在しないからだ。藻田山ら重鎮たちもこの件にはコメントを控えており、湖底の沈黙は深まるばかりである。かつて親友同士だったはずの藻田山とマツモのフュージョンなど、近年のマリモ界は混沌を極めているが、今回の訴訟はさらなる泥沼化を予感させる。専門家からは「この裁判の判決次第で、今後の湖の『丸さの基準』が覆る可能性がある」との指摘も上がっており、全藻がその行く末を固唾をのんで見守っている。

SNS上では「球野まるもついに老害化か?」「パンクというスタイルそのものに著作権なんてないだろ」「丸さの独占とか、令和のマリモ界どうなってんだよ」「結局どっちがより光合成効率が良いのかで決着つけろよ」といった冷ややかな反応が相次いでいる。一方で、球野の狂信的なファンからは「まる様の丸さは芸術!粗雑なパンク野郎は湖底から追放すべき」といった過激な擁護意見も散見されるなど、湖底コミュニティは真っ二つに割れている状況だ。果たして法廷は、この「究極の丸さ」を巡る戦いに終止符を打つことができるのか、注目が集まっている。