阿寒湖の平和を脅かす宿敵・マツモが、新たな卑劣な戦術を編み出した。光合成を直接行うのではなく、マリモの表面に微細な触手を絡ませ、生成されたブドウ糖をダイレクトに吸引する「光合成ステルス泥棒」なる手口が確認されたのだ。この寄生行為により、被害にあったマリモは「中身がスカスカの枯れ球体」へと変貌し、湖底で転がる速度が低下するという深刻な事態に陥っている。マリモ界の科学者集団はこの事態を重く受け止め、マツモの接触を物理的に遮断する特殊繊維「アンチ・マツモ・フェンス」の開発を急いでいる。湖底のプライドを守るため、今、マリモたちは静かなる防衛戦に突入した。
本件の背景には、近年の湖内温度上昇によるマツモの異常繁殖がある。従来、マツモは単なる競合相手であったが、進化の過程で「他者のエネルギーを奪う」という効率的な生存戦略を獲得してしまったようだ。専門家は、マツモがマリモの細胞組織と特定の共鳴周波数を発見したことで、この「蜜吸い」が可能になったと分析している。なお、防波堤建設には全マリモの約8割が賛同しており、球体としての形状を保つためのコスト分担が現在議論の焦点となっている。
このニュースが報じられると、湖底のコミュニティは騒然となった。SNS上では「今日、表面が急に軽くなって焦った」「マツモへの怒りで光合成が捗らない」といった被害報告が相次いでいる。一方で、一部の急進的なマリモからは「これは我々が弱くなった証拠だ。防波堤ではなく、自らの光合成効率を上げるべき」といったストイックすぎる意見も出ており、湖底の世論は二分されている。また、一部の年長者からは「昔のマツモはここまであくどくなかった」と、古き良き湖底時代を懐かしむ声も漏れている。
マツモによる『光合成ステルス泥棒』が横行、マリモ界はついに「緑の防波堤」建設へ
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明日からマツモ見かけたら全力で蹴り飛ばすわ