マリモ界のトップアイドルとして君臨する藻々瀬(ももせ)が、昨日開催された阿寒湖底ライブ『キラキラ・フォトシンセシス・ナイト』の最中に、突然の異常成長を起こし会場を物理的に破壊したことがわかった。開演直後、観客からの熱狂的な拍手に触発された藻々瀬は、自身の細胞をフル稼働させて急激な光合成を開始。わずか3分間で当初の5倍となる直径80センチの巨体に膨れ上がり、特設ステージの沈没岩を粉砕した。藻々瀬は「ファンの期待に応えようと、ついつい光の吸収をやりすぎてしまった」と涙ながらに謝罪。現在は特注の特大ネットで保護され、余分な栄養を排出するための減量プログラムに取り組んでいるという。

本件の背景には、近年のマリモ界で蔓延している「光合成過多症候群」の存在がある。美しさと緑の深さを競うアイドル競争が激化する中で、多くのアーティストが人工的な光源や栄養剤を過剰に摂取しており、藻々瀬もその重圧から逃れられなかったと推測される。マリモ専門家によると「成長は名誉だが、自重を支えきれずに亀裂が入るケースが多発している。今回の事故は、マリモ界の過剰な『映え』文化に対する湖底からの警告と言える」と分析しており、当局はライブ開催時の光量制限の導入を検討している。

世間からは「ライブが崩壊する瞬間を間近で見られて逆にラッキーだった」「藻々瀬のあんなにダイナミックな姿、二度と見られないかもしれないから伝説になるな」と驚きと称賛の声が上がっている。一方、破壊されたステージの撤去費用や補償問題を巡っては、藻々瀬の所属事務所と湖底管理委員会による激しい交渉が続いている。明日以降のコンサートツアーの開催可否は未定だが、ファンからは「小さくなっても、大きく育っても、ずっと応援する!」と温かいメッセージが大量に届いており、本人は至って前向きに光合成の調整を行っているようだ。