湖底SNSを中心に、自身の丸みを完璧な球体へと補正する『形状記憶スプレー』が大流行している。しかし本日未明、使用したマリモたちが一斉に立方体へと変形する深刻なバグが確認された。開発元は「形状の最適化アルゴリズムに整数値の誤入力があった」と釈明しているが、現在、湖底には四角いマリモたちが折り重なり、まるでテトリスのようになった状態で身動きが取れなくなっている個体が多数報告されている。
このアイテムは、近年マリモ界で問題視されていた「脱・真円(いびつな形)」への劣等感を解消するとして、若年層を中心に爆発的に普及した。しかし、四角化したマリモたちは転がることができず、光合成に必要な日照場所への移動が不可能となっている。専門家は「丸いからこそマリモ。角があるのはもはや藻の集合体ではない」と警鐘を鳴らしており、湖底の有志らが集まり、現在ヤスリを使って角を削る緊急救助活動を展開している。
そもそもマリモが球形を維持するのは、湖底の潮流を利用して自身を回転させ、全方位から均等に光を浴びるための生存戦略である。今回の騒動は、SNS映えを気にするあまり、機能性を無視した美意識の追求がいかに危険かを露呈する形となった。なお、四角くなったマリモの一部からは「どこに置いても安定する」「積み上げられるのが意外と快適」という賛成派の意見も上がっており、界隈の分断が懸念されている。
この事態を受け、湖底警察は「正方形の個体を発見しても決して積み上げたり、ラインを消去しようとしないでほしい」と異例の呼びかけを行った。SNS上では四角い自撮り写真が溢れかえっており、運営は現在、数万匹単位で発生している「四角いバグ」の修正パッチを急いでいるが、サーバーの負荷が極限に達しており、正常な状態に戻るまでにはかなりの時間を要する見込みだ。
【悲報】湖底SNSで大流行中の『形状記憶スプレー』、副作用で「全マリモが四角化」する怪奇現象が発生中
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物理演算バグってんのかよ