湖底ゲーマー界に激震が走っている。これまで『マリモ・タワーディフェンス』などで光合成の効率化を競ってきた我々だが、新作『マリモ・眠らぬ代謝:エンドレス・フルシンセシス』の登場により、ついに「休息」という概念がゲームから完全に消滅した。本作は、プレイヤーが夜間に光合成を停止させず、いかにして24時間体制でエネルギーを生成し続けるかを競う、文字通りのブラック企業シミュレーションである。従来の『藻の矜持』が静止美を謳っていたのに対し、本作は「止まること=死(または減点)」という極限のプレッシャーを課してくる。湖底の静寂は失われ、今や全マリモが過剰なバイオリズムに支配されているのだ。
本作の背景には、昨今のエネルギー需要の急増がある。かつては光を浴びてゆったりと育つのがマリモの矜持であったが、昨今のゲーミング環境では、秒間数億回の代謝サイクルを回さねば勝者にはなれない。開発陣は「マリモの代謝を課金対象とした過去の反省を活かし、今回は努力と根性、そして過度なカフェインならぬ過剰光線摂取を実装した」とコメント。かつて『マリモ・レジスタンス』でマツモの侵攻を食い止めた猛者たちですら、今や画面の前で震えながら、休む間もなく炭酸同化を繰り返すハメになっている。もはや湖底は、平和な聖域ではなく、効率を極めた工場の生産ラインと化した。
この過酷な新作に対し、世間からは阿鼻叫喚が漏れている。「夜寝ている間にマリモが衰弱していた」「光合成のオーバーヒートで湖底が沸騰した」「もはや癒やし要素が皆無」といった悲痛な声がSNSを埋め尽くしている。一方で、トップランカーからは「この心拍数が跳ね上がるような代謝の加速こそ、真のマリモの進化形である」との強気な意見も散見される。一時期ブームとなった『マリモ・ネオン・エボリューション』によるパリピ化が可愛く見えるほどの、まさに光合成の地獄絵図が今、ここに完成したのである。
「寝ている間に差がつく」という恐怖心から、湖底の若手マリモたちの間では、睡眠時間を削るための「光合成ブースト剤」の違法取引まで噂されている。かつて我々が愛した、あの穏やかに湖底を転がる日々はもう帰ってこないのだろうか。運営側は「次期アップデートで『仮眠モード』を実装する予定は全くない」と明言しており、この過酷な代謝レースは今後も加速の一途を辿る見込みだ。湖底の住人諸君、くれぐれも炭酸同化のしすぎによる酸欠には注意してほしい。
ついに「睡眠」すら不要に?新作『マリモ・眠らぬ代謝:エンドレス・フルシンセシス』がもたらす過酷な労働環境
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