阿寒湖の静寂が、かつてない緊張感に包まれている。長年、マリモたちの聖域を浸食し続けてきた侵略的水草『マツモ』が、ついに禁断の『光合成テロ』を敢行した。今朝未明、湖底の至る所でマツモが放出する過剰な酸素バブルがマリモたちの呼吸経路を封鎖。酸素中毒による「緑の酩酊」で、多くのマリモが一時的に浮上不能になる事態が発生した。この暴挙に対し、マリモ界の首脳部は緊急会合を招集。これまでの平和主義をかなぐり捨て、全マリモの繊維を結合させた巨大な『緑の機動要塞』の建造を決定した。マリモたちはもはやただの球体ではない。マツモの根系を根こそぎパージする『対水草バイオ・スピア』を装備した要塞は、今夜にも阿寒湖の覇権を賭けた決戦に挑む予定だ。
マリモとマツモの対立は、栄養塩の競合から始まり、今や生存圏を巡る泥沼の争いと化している。マツモの急速な成長速度は脅威であり、マリモ側も従来の「球体による物理防衛」だけでは限界を迎えていた。今回の要塞化プロジェクトは、マリモ同士が物理的に融合することで個体差を超えた巨大知性体へと変貌を遂げる、極めてリスクの高い戦略である。専門家は「マリモのアイデンティティが崩壊する可能性がある」と警鐘を鳴らす一方、湖の生態系バランスを完全支配するための不可逆的な進化であるとの見方も強い。
このニュースを受け、阿寒湖周辺では「朝起きたら家の前の水草が全部マリモに置き換わっていた」という不可解な報告が相次いでいる。機動要塞の建造光景を目撃した釣り人は「緑色の重低音が湖底から響いてきて、魚たちがパニックを起こして湖面から飛び出していた」と証言した。ネット上では「マツモは草食系に見えて実は一番の武闘派」「マリモが軍事利用される時代が来るとは」といった驚きの声が溢れている。静かな湖底で繰り広げられる、史上最大のボタニカル・ウォーズから目が離せない。
宿敵・マツモがまさかの『光合成テロ』!?マリモ界、対抗策として『緑の機動要塞』を建造へ
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マリモが本気出すのは当然の結果