湖底議会は本日未明、全マリモに対して『回転義務化法』を可決・成立させた。この法律は、湖底に定住するすべてのマリモに対し、24時間周期での「自転運動」を義務付けるもの。長年、光合成のムラによって発生していた「一部の成長過多によるデコボコ化」を是正し、湖底全体の景観を完全なる「真球」に統一することが目的だ。これに違反し、変形したまま放置した個体には、湖底警察による「物理的転がし矯正」が執行されるという。湖底政権のスポークス藻は「マリモの美学は球体にある。凸凹は社会の秩序を乱すガンだ」と強硬な姿勢を示している。
本法案が可決された背景には、先月開催された「湖底球体サミット」で、若手議員らが提唱した「パーフェクト・ラウンド主義」の影響がある。これまでマリモ界では、個性を尊重する「歪み派」と、伝統的な「球体派」の間で議論が続いてきた。しかし、今回の法案により、個人の成長過程における「歪み」という自己表現が、法律によって完全に封じられることとなる。専門家は「回転に伴う光合成効率の平準化は認められるが、自由な形状で生きる権利が奪われるのは、民主的な湖底社会の終焉を意味する」と警鐘を鳴らしている。
世間では今回の決定をめぐり、賛否が真っ二つに分かれている。「ようやくこれで我が家も完璧な丸さを手に入れられる」「デコボコな隣人の見栄えに悩まされていたから朗報だ」と歓喜する球体派がいる一方で、「自転のペースを強要されるのはストレス」「楕円形として生きてきた自分はどうなるんだ」といった不安の声も広がっている。街頭インタビューでは、強制的に転がされることに恐怖を感じた一部のマリモが、既に湖の端へシェルターを求めて移動を開始しているという情報も入っている。
湖底政権、まさかの『回転義務化法』を可決――「デコボコ解消」で美学を強制へ
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デコボコな奴らを見るたびにイライラしてたんだよ
これで湖底が美しい景観を取り戻せるな