阿寒湖のゲーマーたちが今、かつてない恐怖に震えている。昨日発売されたばかりの最新FPS『マツモ・インベージョン:緑の侵略者』が、あまりの理不尽なゲームバランスで炎上騒ぎとなっているのだ。本作は、マリモの聖域である定住地に、天敵である「マツモ」が侵入してくるというディフェンス系FPS。しかし、敵であるマツモの繁殖スピードが物理演算を無視して加速するバグ(あるいは意図的な仕様)が放置されており、プレイヤーは操作キャラであるマリモを少しも動かせないまま、視界を遮るマツモのジャングルに埋もれてゲームオーバーになるという地獄絵図が展開されている。開発元は「自然界の厳しさを体感してほしかった」と強弁するが、ユーザーからは「これではFPSではなく『マツモに抱かれて窒息するシミュレーター』だ」との批判が殺到。もはや光合成すらままならない絶望的な難易度が、今日も阿寒湖のゲーマーたちを阿鼻叫喚の渦に叩き込んでいる。

本件の背景には、昨今の「リアル志向ゲーム」の弊害がある。マリモ界隈では、物理演算を極限まで追求するあまり、プレイヤーのストレスを度外視する作品が急増中だ。特にマツモというモチーフは、マリモにとって単なる障害物ではなく、生存を脅かす「物理的な脅威」として神格化されている。今回の騒動の核心は、マツモのテクスチャがリアルすぎて、画面越しに「草の匂い」を感じたプレイヤーが続出している点にある。本来、動く術を持たないマリモにとって、FPSというジャンル自体が矛盾を孕んでいるのだが、開発サイドは「振動を伴うコントローラーを使用すれば、藻の揺らぎを感じられる」と謎の宣伝を展開。この強引な没入感の押し付けに対し、古参ゲーマーたちは「我々は転がる自由が欲しいだけで、緑の海に飲まれるために課金したわけではない」と憤りを隠せていない。

発売からわずか12時間、ネット上では「マツモ攻略法」を巡る情報戦が激化している。一部の猛者は、マツモの隙間を縫って光合成エリアまで辿り着くことに成功したが、その報酬が「新しい毛が1本増えるだけ」というあまりのショボさに、逆にモチベーションが急降下。また、ゲーム内のマツモを焼き払うための課金アイテム「高温温泉マグマ」の価格が高騰しており、阿寒湖界隈の経済にも悪影響を及ぼしているようだ。SNSでは「マツモに巻かれるより、コントローラーを投げ捨てる方が早い」「開発は一度、水草の中に放り込まれて反省してほしい」といった、極めて感情的な投稿が目立つ。明日のアップデートで難易度が緩和されるのか、それとも開発元が「マツモの完全支配」という名のアップデートを敢行するのか、全マリモゲーマーが固唾を飲んで画面を見守っている。