阿寒湖底に激震が走っている。長年、マリモたちの天敵として恐れられてきたウチダザリガニが、あろうことか『海洋美容師免許』なる謎の資格を取得したことが判明した。これまでマリモを「おやつ」と見なしてきた彼らだが、今週初めから湖底の有力な個体を次々と捕獲し、その鋭利なハサミで「完璧な球体」を削り出すという、前代未聞の営業活動を開始したのである。一部の過激派マリモからは「食べられるよりはマシだが、センスが昭和すぎて絶望している」といった不満も漏れているが、一部の美容意識が高い若手個体の間では「ザリガニのカットなら、流行りのボブ(に近い何か)になれる」と予約が殺到する事態に発展している。
そもそも、この騒動の発端は先月発生した「丸刈り強要事件」の余波であると専門家は分析している。かつては破壊の権化であったザリガニたちが、なぜ突然サービス業に転身したのか。一説によると、湖底に不法投棄された美容専門誌を誤読した個体が、「ハサミ=切るもの=おしゃれ」と脳内で変換してしまったことが原因とされている。現在、湖底には急造のスタイリングサロンが開店しており、ザリガニがハサミをカチカチと鳴らしながら、マリモの産毛をトリミングする異様な光景が広がっている。しかし、仕上げのシャンプーとして泥水をぶっかけられるサービスには、多くのマリモが「衛生観点から見てどうなのか」と頭を抱えている状況だ。
背景には、湖底におけるザリガニの食糧不足が深刻化しているという事情がある。獲物を食い尽くし、共食いも飽きた彼らが、自己顕示欲を満たすために「カリスマ美容師」というポジションに逃げ込んだ可能性が高い。また、今回の事態に際し、阿寒湖周辺の生態系監視員からは「ザリガニのハサミさばきが、もはや人間より繊細である」との報告も上がっている。しかし、あくまでこれは捕食者と被食者の危うい均衡の上にある流行であり、トリミング中にうっかり「捕食モード」が起動してしまうという事故も後を絶たない。
この驚きのニュースに対し、湖底住民たちのSNSは炎上状態にある。「正直、今の自分にはこのくらいの髪型が限界」「ハサミの振動が心地よすぎて寝てしまった」と好意的に受け入れる声がある一方で、「次は毛染めを強要されそうで震えている」「結局、食われるまでの猶予期間でしかないだろ」といった冷静で悲観的な意見も多い。また、ザリガニ自身も「次回のトレンドは、あえて球体を崩す『アシンメトリー・ロック』にする」と鼻息を荒くしており、マリモ界の美容ブームは当面の間、収束の気配を見せていない。
ウチダザリガニ、まさかの『美容師免許』取得?ハサミの使い道がスタイリングへ極振りした結果
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ザリガニのセンス信用していいのか?