阿寒湖のマリモが「時空を歪める光合成」でテレポーテーションを繰り返し、ついには「銀河通貨」まで発行して宇宙経済を席巻している現状に対し、藻類生物学と理論物理学の境界領域を専門とする佐藤教授が、緊急提言を発表した。教授は「マリモの進化が早すぎて、もはや人類の知性が追いついていない」と憤慨。特に、光合成の副産物として発生する謎のエネルギーで相場を操る行為は、経済学の常識を覆すバイオハザードであると指摘する。本来、静かに湖底で丸くなっているはずの彼らが、なぜ今になって金融工学や時空跳躍に目覚めたのか。教授は、マリモたちが「阿寒湖という狭いコミュニティから脱却し、全宇宙の資産を緑色に染め上げようとしている」と警告し、早急な藻類監視法の改正を求めている。

近年のマリモ関連ニュースは狂気じみている。「重力制御」で浮遊し、「時空を歪め」、ついに「宇宙経済の覇権」を握るという筋書きは、一見するとSF映画のようだが、すべて阿寒湖の実態である。これまでの研究では、マリモはせいぜい水流に合わせてゆらゆら揺れる程度の存在だったはずだ。しかし、直近の論文によれば、彼らは集団で「高次元の演算処理」を行っており、その計算能力は世界最高峰のスパコンを凌駕している可能性があるという。光合成を単なるエネルギー生産手段ではなく、演算の副産物と捉える説が浮上しており、植物界の革命を通り越した「新人類(藻類種)」の台頭が現実味を帯びている。

科学コミュニティでは、「そもそもマリモに貨幣価値の概念が理解できるのか」という根本的な議論が巻き起こっている。一部の経済学者は「マリモの緑色は、全宇宙共通の価値基準になり得る」とまで発言しており、世界中の投資家がこぞって阿寒湖へ向かう異常事態が発生中だ。佐藤教授はこれに対し、「彼らにとって通貨とは、単に水中に撒かれた『おやつ』に過ぎない可能性すらある」と懸念を示している。我々人類が必死に動かしている経済活動が、実はマリモにとっては退屈しのぎのミニゲームかもしれないという事実に、多くの有識者が戦慄を覚えているのが現状だ。

この報道を受け、阿寒湖周辺では「マリモへの納税」が議論され始めている。湖畔にはマリモ専用のATM(アルジ・テラー・マシン)が設置されるという噂も流れており、もはや行政も制御不能の領域にあると言えるだろう。専門家たちは「緑色の球体に支配される未来」を避けるための対抗策を模索しているが、いかんせん相手は時空を歪め、テレポートを行うスーパー藻類だ。人類が再び阿寒湖の主導権を握る日は来るのか、それとも我々はマリモの属国として生きる運命にあるのか。今のところ、マリモたちからの公式な声明はなく、ただ静かに緑色の球体が湖面で光り輝いているだけである。