富山県の立山連峰で、希少な天然記念物である「タテヤママリモ」が、突如として山岳ガイドとしての活動を開始し、登山界に激震が走っている。このマリモは独自の意思でコロコロと斜面を転がりながら、遭難しかけた登山者に対して最適なルートを提示し、無事登山口まで先導するという驚異の行動を見せているのだ。従来は湖底で静かに暮らすイメージが強かったマリモだが、今回の個体は「山は我が庭」とばかりに急峻な岩場を軽やかに跳ね回り、プロのガイド顔負けの先導技術を披露している。

もともと立山周辺の湿地帯に生息していたこのタテヤママリモだが、昨今の登山ブームの影響で人間の足音を聞きすぎた結果、高度な空間認識能力を獲得したと見られている。山岳救助隊がドローンで監視したところ、遭難者のザックにこっそり付着し、重心を調整することで安全な歩行をサポートする様子も確認された。ただし、謝礼として「きれいな湧き水」を要求する非常にシビアな一面もあり、これまでのマリモの概念を根底から覆す事態となっている。

本件を受け、地元の山岳会は「マリモに道を教えられるとは屈辱だが、生存率が上がったのは事実」と困惑しつつも歓迎の意向を示している。専門家によると、今後はGPS機能を備えたAIマリモへの進化も予想されており、山岳ガイド業の未来はマリモの掌の上で転がされることになりそうだ。環境省も「天然記念物が労働に従事するのは前例がない」と頭を抱えており、労働基準法ならぬ「マリモ基準法」の制定に向けた緊急会議が招集されている。

地元のネット掲示板では「またお前らか」「最近のマリモは働きすぎ」といった驚きの声が相次いでいる。一方で、実際にタテヤママリモの先導で下山できた登山者は「彼(マリモ)のおかげで命拾いした。動きはキモいが感謝しかない」と涙ながらに語った。今後、このマリモが立山の山頂でどのような進化を遂げるのか、全国のマリモ界隈が注目していることは間違いないだろう。