阿寒湖の生態系がかつてない異常事態に直面している。長年、マリモを捕食し天敵として恐れられてきたウチダザリガニたちが、なぜか方針を180度転換。なんとマリモたちの『専属ボディガード』に就任し、24時間体制で厳重な警備を開始したことが確認された。目撃情報によると、ザリガニたちはハサミを武器に他生物の接近を威嚇し、マリモの周囲にバリケードを構築。マリモを「守り神」として崇拝し始めたのか、あるいはマリモから報酬として藻類エキスを要求しているのか、動機は不明だ。この過保護すぎる警備の結果、マリモたちは自由を奪われ、窮屈そうに緑色の球体を震わせているという。専門家は「捕食者と被食者の境界が崩壊しており、湖底のパワーバランスはもはや混沌の極み」と頭を抱えている。

かつてはザリガニに食いちぎられる恐怖に怯えていたマリモたちだが、現在の状況は「生殺し」に近い。ガードが強固すぎるあまり、マリモは日光を求めて移動することもままならず、湖底はザリガニが作った防壁で密林のような閉塞感に包まれている。この「恐怖の保護」とも呼べる新体制に対し、阿寒湖の住人たちからは困惑の声が絶えない。一部のザリガニはマリモに苔のお手入れを施すなど、異常な献身ぶりを見せており、もはや共生を通り越した「狂気的な愛」として語られている。

世間の反応は真っ二つだ。「ザリガニが改心したのは喜ばしいことだが、度が過ぎる」「マリモがストレスで丸くなりすぎている」といった懸念の声が多く挙がっている。SNS上では「#マリモ保護シェルター」というハッシュタグがトレンド入りし、一部の過激なマリモファンからは「解放しろ!」という署名運動まで起きる始末。また、一部のネット民からは「ザリガニのハサミの手入れがマリモの成長を促進させているのでは?」という謎理論まで飛び出しており、阿寒湖の平和(?)は今、混沌の渦中にある。