阿寒湖のマリモたちが、ついに物理法則を克服した。現地調査チームによると、数百個体のマリモが突如として湖底から浮上し、そのまま水面を突き抜けて空中で静止。まるで意思を持っているかのように、太陽を求めてゆっくりと高度を上げているという。生物学者の見解では、これは進化の過程で「より強い日光を求めた結果、重力制御能力を身につけた」と分析されている。専門家は「彼らは単に、水中で遮られる光よりもダイレクトな直射日光を求めているだけ。悪意はないが、このままでは高度1万メートルで航空機の航路を塞ぐ可能性がある」と警鐘を鳴らした。現在、マリモたちは高度2000メートル付近でゆらゆらと滞空しており、気象庁も「雲と見分けがつかない」と困惑を隠せない様子だ。彼らの浮遊は極めて平和的であり、ただ静かに光合成の効率を最大化しているだけだというが、阿寒湖の観光業への影響は計り知れない。
今回の現象は、マリモの光合成における「効率至上主義」が暴走した結果と考えられている。マリモはこれまで、夜間の光合成効率を上げるために昼寝をしたり、Wi-Fiで交信したりしてきたが、ついに「物理的な移動」という最終手段に出た形だ。学界では、マリモが宇宙空間に達して太陽光を独占する「マリモ・ベルト」の形成も危惧されている。地元自治体は、マリモを地上に引き戻すために「特大のLEDライト」を湖畔に設置し、空を見上げるマリモたちを地上へ誘導する作戦を計画中だが、現在のところ効果は不明だ。
この驚異的な事態を受け、SNSでは「空飛ぶマリモ」の目撃情報が相次いでいる。一方で、ネットユーザーからは「ついに空を侵略されたか」「明日からマリモの天敵は鳥になるのか?」といった困惑の声が続出。「マリモが空の旅をしているなら、俺たちもマリモ船に乗せてほしい」という前向きな意見も出ているが、今のところマリモたちは人間を乗せる気配は一切ない。一部では、成層圏に進出したマリモが気象衛星に衝突し、宇宙からマリモの映像が世界中に送信されるのではないかという期待(あるいは恐怖)も高まっている。
世界中の科学者が注目する中、阿寒湖畔では空を見上げて祈る観光客の列が伸びている。マリモが次にどのような能力を開花させるのか、あるいはいつ阿寒湖に戻るのかは誰にもわからない。ただ一つ言えるのは、私たちが知っている「静かなマリモ」の時代は終わり、これからは「空飛ぶマリモ」との共生を真剣に考えるべき時代が到来したということだ。
マリモが『重力無視』の浮遊術を会得、阿寒湖を離れ大気圏へ「日光浴がしたいだけ」
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