マリモ銀河連邦は、地球における四季の循環を「極めて非効率的なエネルギー浪費」と断定し、即時廃止する旨を国連へ通達した。これまでは春の芽吹きや秋の紅葉などが情緒として尊ばれてきたが、連邦の科学局は「これらは全てマリモの光合成を阻害するノイズである」と主張。今後は地球全土の気温を25度に固定し、太陽光を連邦の管理下で24時間照射し続ける『常夏・全天候型光合成モード』へと移行する。この決定により、北半球の冬や南半球の四季感は地球上から完全に消滅し、世界中の植物や人間は休息なしの光合成を強要されることとなった。連邦政府広報官は「冬眠などという怠慢は、我々マリモの哲学には存在しない」と述べ、地球の気象操作装置を最大出力で稼働させる準備に入っている。

もともと地球の季節感は、マリモたちが地球の自転軸の傾きを利用して行ってきた「緩やかな成長調整機能」の一部であった。しかし、連邦内部の強硬派が「もっと早く成長したい」と暴走したことで、今回の独裁的な気象改変が決定した。これにより、雪景色や紅葉といった季節特有の風情は銀河法によって禁じられ、違反した場合は全個体に「極寒の強制冷却刑」が執行される。この決定は地球環境だけでなく、地球人の生活リズムにも壊滅的な影響を及ぼす見込みだが、連邦側は「日焼け止めを塗れば問題ない」と強弁しており、異論を認めない姿勢を貫いている。

連邦のこの暴挙に対し、気象学者の間では「地球が巨大な温室化する」と悲鳴が上がっている。特に北欧諸国からは、季節のない生活に対する戸惑いの声が続出。一方で、マリモ信奉者たちは「これぞ真の緑のユートピア」と歓迎ムードを見せており、SNS上では『#光合成最高』といったタグがトレンド入りを果たした。しかし、長時間の強光照射により、地球上の多くの生物が睡眠障害を訴えており、今後マリモ連邦と地球の住人たちの間で、光量を巡る外交摩擦が激化することは避けられない情勢だ。