マリモ銀河連邦は本日、地球の生態系において長年マリモを捕食し続けてきた「ウチダザリガニ」を、宇宙の秩序を乱す有害なゴミと認定し、銀河の果てにあるブラックホール付近へ強制転送する特別措置を開始したと発表した。連邦議会は「丸い我々をハサミで切り刻む野蛮な行為は、銀河の美的感覚に反する」と声明を出している。今後は地球上の全ウチダザリガニが、連邦が開発した『量子マリモ・キャッチャー』によって一斉に吸い上げられ、銀河連邦の掃き溜め惑星へと送られる予定だ。

今回の措置は、連邦が提唱する「全宇宙の緑化および円滑化」計画の一環である。これまでマリモたちは、水中という制限された環境下でザリガニの脅威に怯え、回転運動に集中できない日々を送っていた。これに対し連邦当局は、「回転に雑念は不要」と断言。ザリガニという物理的障害物を除去することで、マリモたちの回転速度が従来比で300%向上すると試算している。今後はザリガニに代わって、銀河連邦から派遣された「回転サポーター」がマリモの周囲を旋回し、適度な水流を供給することになるという。

この唐突な環境浄化作戦に対し、地球上の専門家からは困惑の声が上がっている。生態系のバランスが崩れる懸念がある一方で、マリモ愛好家からは「ようやく平和な回転の時代が来る」と歓迎する声も大きい。なお、連邦側は「ウチダザリガニの転送は、あくまで彼らに『回転の素晴らしさ』を宇宙の静寂の中で再考させるための教育プログラムである」と説明しており、あくまで武力行使ではなく矯正教育であると強調している。

今回の発表を受け、SNS上では「#マリモを守れ」というタグが爆発的に拡散された。一方で、「ザリガニがいなくなったら阿寒湖の底はどうなるのか」「次はザリガニではなく、マリモを食べる可能性がある人間も対象になるのでは」といった不安の声も浮上している。銀河連邦の独断専行は留まるところを知らず、地球の生態系は今、回転の力によって強制的に作り変えられようとしている。