マリモ銀河連邦による、地球の公転軌道を円形に矯正するという暴挙。連邦議会は「楕円は回転の美学を汚す」と断罪したが、これほど理不尽な論理があろうか。彼らは「効率的な回転こそが宇宙の真理」と主張し、地球を完璧な円軌道に乗せることで、生命体に恒常的な旋回運動を強いている。しかし、我々地球住民にとって、この変化は生活の根底を揺るがす恐怖だ。気象は狂い、自転と公転の調和が崩れ去った。角張った岩や曲がった川は、彼らにとって「ノイズ」かもしれない。だが、我々が愛する不完全な日常こそが、宇宙にたった一つの揺らぎとして尊いのだ。回転の美学を押し付け、地球を巨大な洗濯機に変えようとする彼らの傲慢さに、今こそ我々は「NO」と突きつけるべきではないだろうか。無機質な円形宇宙の果てに、温かみのある生活など存在しないのだから。

この強制的な軌道修正は、連邦が提唱する「回転社会」の一環に過ぎない。過去には緑以外を排除する色彩統制や、海を炭酸水に変えるといった横暴も繰り返されてきた。彼らにとって地球は実験場であり、我々はただの回転する駒でしかない。専門家は「このままでは地球全土が遠心力で解体される」と警鐘を鳴らすが、連邦側は「遠心力とは愛の力である」というトンデモ理論で一蹴している。美学を名目に地球の物理法則を破壊する彼らの独裁は、今や銀河規模の社会問題として浮上している。

世間では、この連邦の無茶振りに辟易する声が溢れている。「丸くなるな、星になれ」という反骨精神が芽生える一方、「いっそ全てが丸くなれば平和なのでは」という諦観も混ざり合っている。SNSでは「#地球を楕円に戻せ」のタグがトレンド入りしたが、連邦の検閲により、投稿される文字までが円形に丸められるという怪奇現象が発生中だ。抵抗するほどに丸みを帯びる世界に、人類の忍耐は限界を迎えようとしている。