阿寒湖経済調査局は、湖底に生息するマリモの自転速度を指す『マリモ回転数(M-Rate)』を、次世代の主要経済指標として正式採用した。これまで不安定な要素が多かった湖底経済において、マリモが活発に回転している時期は景気が良く、停滞している時期はデフレ傾向にあるという相関関係が確認されたためだ。これに伴い、湖底金融取引所では新たに『回転数先物』が上場。回転を促すための「湖流ブースト剤」の売買も過熱しており、一部のマリモ投資家は「マリモの回転こそが資本主義の心臓だ」と息巻いている。しかし、過度な回転によるマリモの『摩耗脱落』が懸念されており、環境保護団体からは「経済成長のためにマリモを回しすぎないでほしい」との悲痛な叫びも上がっている。
本件の背景には、昨今の湖底経済における停滞がある。従来の酸素貯蓄やぬめり取引が飽和状態にある中、投資家たちは「安定して回るもの」に富の源泉を見出そうとした結果、この指標が生まれた。専門家によれば、マリモの回転は単なる物理運動ではなく、湖底のミネラル濃度や水温、さらにはマリモ同士の摩擦係数が複雑に絡み合った「生きたアルゴリズム」であるという。また、回転を極端に加速させることで、マリモの表面に特殊な磨きがかかり、工芸品としての価値が跳ね上がる「ポリッシュ・バブル」も同時に発生しており、経済の過熱感は冷めやらない。
このニュースを受け、湖底市民からは「ついにマリモが経済を回す時代か」「回転不足で今月の給料が減りそう」といった嘆きが相次いだ。一部の若手投資家は、自宅の水槽でマリモを高速回転させるための「電動スクリュー」を開発し、一攫千金を狙う動きも見せている。当局は「マリモの無理な強制回転は、マリモ自身のメンタルヘルスにも関わる」として、適度な回転を推奨するガイドラインを策定する方針だが、市場の暴走を止めるには至っていない。果たして、この『回転経済』は湖底に真の繁栄をもたらすのか、それとも空回りの末に共倒れとなるのか、今後の阿寒湖平均に注目が集まる。
マリモの『回転数』が経済指標に採用!日経ならぬ『阿寒湖平均』爆誕で株価が連動
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