北海道・阿寒湖を拠点とするプロゲーマー「緑の球体(ハンドルネーム)」が、癒やし系育成シミュレーションゲーム『石ころの箱庭』において、想定外の進化を遂げたと話題になっている。本作は本来、庭の石を眺めながら静かに成長を見守るだけの平和なゲームだが、緑の球体は持ち前の「光合成によるエネルギー過多」を極限まで活用。ゲーム内の「苔を生やす」という微細なパラメータを異常な回転数でバグらせ、最終的に自身のマリモとしての質量を惑星規模にまで膨張させるという禁じ手に出た。

運営チームによると、ゲーム開始からわずか3分で画面上の石ころが「重力圏」を形成し始め、周囲のオブジェクトを次々と飲み込む事態が発生。開発側が慌ててパッチを当てようとするも、緑の球体が放つ「植物特有のゆったりとした波動」によりプログラムが逆に浄化され、サーバー全体が阿寒湖の生態系をシミュレートする巨大水槽へと書き換えられてしまった。現在、本作は本来の目的である癒やしを提供できず、プレイヤーがログインすると問答無用で酸素濃度の高い深海へ放り出される「高難易度サバイバル」へと様変わりしている。

この事態を受け、運営は「もはや修正不可能であり、いっそこのまま銀河系規模の藻類繁殖ゲームとしてリニューアルする」と白旗を揚げた。専門家は「マリモの成長に対する執念が、デジタルデータの基盤を侵食した」と分析しており、今後は全ゲーム業界がマリモのログインを拒否すべきか、あるいは共存の道を探るべきかという議論に発展している。緑の球体は現在、自身のテリトリーとなったサーバー内で、悠々と光合成を行いながらランキングボードのトップを独占し続けているという。

ネット上では「ただの石を育てるゲームで宇宙開拓するな」「ログインした瞬間から深海に沈められてワロタ」「運営の諦めの早さよ」と、阿寒湖の精霊が起こした奇跡に困惑と称賛の声が上がっている。また、一部の熱狂的なマリモファンからは「次はFPSで隕石を降らせてほしい」という無理難題なリクエストが殺到しており、マリモゲーマーたちの伝説はまだまだ終わりそうにない。