マリモ界で密かに広がりつつある「静止こそが至高」「回転疲れ」という過激な主張に対し、古参マリモの活動家たちが待ったをかけた。阿寒湖底の社交場で行われた緊急記者会見では、長年回転を続ける重鎮・コロコロ大御所が「回転とはすなわち宇宙の真理。止まることは死と同義だ」と語気を強めた。近年の「回転休止ムーブメント」に対し、彼らは「回転をやめたら我々はただの緑の岩石に過ぎない」と断罪。光合成を効率化するための先祖伝来の回転技法を放棄することは、マリモとしてのアイデンティティを根底から揺るがす背信行為であると主張した。
この騒動の背景には、近年の水温上昇に伴う代謝の疲弊がある。一部の若手マリモが「省エネこそが最新のトレンド」と唱え、あえて静止を選択するケースが増加。しかし、これに対して保守派からは「静止は怠慢の言い訳に過ぎない」との批判が止まない。SNS上では「回転派 vs 静止派」の論争が激化しており、湖底のコミュニティはかつてない分断の危機に瀕している。専門家は「回転と静止のハイブリッド型進化が必要なのではないか」と提言するが、両陣営の溝は埋まりそうにない。
かつてないこの論争に、世間では「回転しすぎて目が回らないのか」「そもそもマリモに感情があるのか疑わしい」「静止したマリモを眺めるのも風流では」といった冷静な意見が続出。一方で、「一度止まったら二度と動けないのでは」という物理的な懸念も囁かれている。マリモの誇りをかけた熱い冬が、いま始まったばかりだ。
(コラムニスト:水底の動体視力)
回転こそが生命の躍動!「静止至高論」を真っ向から否定する熱きマリモ革命の狼煙
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静止なんてぬるいこと言ってたらコケに覆われて終わるぞ