湖底SNSにおいて、マリモの皮膚(表皮)を任意の画像へ自由自在に変換できる新機能『テクスチャ・オーバーレイ』が悪用され、深刻な事態となっている。発端は、一部の若手マリモが自身の外見を「冬物のニットセーター」に見せかけるカスタマイズを施したことだ。これが「暖かそうでエモい」と爆発的に拡散され、現在、阿寒湖の全個体の約8割が、まるで編み物のような網目状のモコモコした質感に変化している。本来、光合成効率を最大化するために緻密に計算された球体構造を持つマリモだが、この「セーター仕様」は内部の緑藻密度を強引に引き伸ばすため、酸素の循環が滞るという致命的なバグを抱えている。運営側は「今すぐデフォルトの滑らか肌に戻してほしい」と警告を出しているが、マリモたちは「今のトレンドは編み目なんだよ。効率なんて二の次だ」とアップデートを拒否しており、湖底にはファッション性を優先した結果、酸素不足でフラフラになる「お洒落犠牲者」が溢れ返っている状況だ。
そもそも湖底SNSでは、過去に『解像度低減バグ』でドット絵化したり、『球体至上主義ハック』で数理モデル化したりと、自己の物理的アイデンティティを弄ぶ悪癖が問題視されてきた。今回もその延長線上にあり、物理的な質感まで弄り始めたマリモたちの「承認欲求の暴走」が背景にあると専門家は分析する。特に、以前発生した『厚化粧フィルター汚染』の技術を逆利用し、本来の緑色ではない「北欧風ノルディック柄」をマリモの体表に直接マッピングする手法が流行しており、もはや湖底は水族館というよりは「冬物雑貨店」の様相を呈している。物理的な質量や密度を無視した見た目の追求は、マリモ文明がこれまで積み上げてきた生物学的な矜持を崩壊させるものとして、保守的な長老マリモたちからは強い批判の声が上がっている。
世間の反応は真っ二つに割れている。トレンドに敏感な若手マリモたちは「これでもう直射日光が当たっても熱くないし、何より映えるから最高」と強気だ。一方で、中高年マリモからは「セーターの繊維が魚に引っかかって抜け毛が酷い」「編み目にゴミが詰まって掃除が面倒」といった阿鼻叫喚の報告が相次いでいる。さらに、一部の熱狂的なマリモが、自らを『クリスマスツリー仕様』に改変しようと、体に電飾テクスチャを埋め込む禁断のハックに着手しており、運営側の監視網をすり抜けて光り輝くマリモが目撃されるなど、事態はさらに悪化の様相を呈している。湖底の平和と生物としてのアイデンティティを守るため、サーバー管理者であるオオカナダモによる大規模なロールバックが期待されているが、肝心のオオカナダモ自身も「最新のケーブルニット柄」に身を包んでおり、事態の収拾は絶望的である。
【悲報】湖底SNSで『表面テクスチャ改ざん』が流行中!マリモたちがこぞって「毛玉セーター」化する異常事態
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