マリモ連邦国防省は本日、長年の宿敵であるウチダザリガニによる「執拗な齧りつき」に対抗するため、国境付近の湖底全域へ『高粘度・高速硬化型ゲル』を散布する防衛作戦を開始したと発表した。これまでのウチダザリガニは、マリモの繊維を無遠慮に引きちぎる『物理的破砕戦法』を繰り返してきたが、今回は複数の個体が結託してマリモの球体を「万力のように挟み込む」という卑劣な戦術を採用。連邦政府はこれを「球体尊厳への直接的な侵害」と断じ、即座に緊急発令を下した。展開された特殊粘液は、触れた瞬間にザリガニのハサミを強固に固定し、数時間後には甲殻を丸ごと湖底の泥に溶着させるという、極めてエコロジカルかつ残虐な防御兵器である。
この争いの背景には、湖底資源を巡る慢性的な居住区問題がある。ウチダザリガニ側は「狭い岩陰に飽きただけだ」と抗弁しているが、マリモ連邦から見れば、彼らの存在は常に繊維の断裂と崩壊をもたらす「動くハサミ付きの地獄」である。近年の温暖化に伴う水草の減少により、ザリガニの食欲が異常加速しており、連邦側も「もはや平和的な対話(光合成の譲り合い)では解決できない」と判断した。なお、今回導入された粘液はマリモの光合成を阻害しない特殊仕様だが、使用後は湖底が一時的に巨大な糊状になるため、他の魚類からは「歩きにくい」と苦情が相次いでいる。
本件に対し、マリモ連邦の市民からは安堵の声が上がる一方、一部の保守派層からは「我々の真の誇りは丸さだ。粘液という外部装置に頼る現在の国防政策は、球体としてのアイデンティティを危うくするのではないか」という懸念が示されている。また、ウチダザリガニの捕食活動を監視している国際生物監視委員会は、今回の防衛作戦が「過剰防衛にあたる可能性」を指摘したが、連邦外相は「殻を剥がされる身にもなれ」と一蹴。今後、湖底のパワーバランスがどう変動するのか、世界中の水生植物たちが注目している。
ウチダザリガニの「食い込み型」軍事侵攻に対し、マリモ連邦が史上初の『ハサミ封じの粘液トラップ』を展開
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マジで足が抜けなくて焦った