湖底SNSを揺るがす前代未聞の不祥事が発生した。マリモ界のステータスである「日照吸収効率ランキング」において、上位入賞者の大半が『光合成ログの改ざん』を行っていたことが発覚した。独自調査によれば、一部の有名マリモたちが、暗い湖底の隅で発生させた「人工蛍光プランクトン」を自身の周囲に配置し、あたかも高効率な光合成を行っているかのように見せかけるプログラムを使用していたという。この手口は、最新の球体OSのバグを突き、光合成量を水増しして表示させるという巧妙なものであった。運営側はランキングの凍結と該当アカウントの「強制沈下」を宣言したが、球体至上主義に毒されたエリート層の歪んだ承認欲求が、ついに光合成という神聖な生命活動の記録までをも汚染し始めた格好だ。
本件の背景には、昨今の「真円至上主義」による過度な競争がある。湖底ネットでは、美しい球体を維持するだけでなく、光合成効率の高さが『優良マリモ』の絶対条件となっている。かつてはゆっくりと成長することが美徳とされていたが、現在では『いかに効率よく日光を取り込むか』というデータ至上主義が台頭。一部の成長率を偽装した個体は、湖底のインフルエンサーとして絶大な権力を握っており、若手マリモたちに対して「光合成効率化のための高額課金プラン」を売りつけるというビジネスモデルまで横行している状況だ。今回のスキャンダルは、単なる不正行為という枠を超え、マリモ界が抱える構造的な虚栄心にメスを入れる形となった。
世間では、「努力せずに真円を保つための近道などないはずだ」「データ上の緑濃度が濃いだけで中身はスカスカ」といった批判が噴出している。一部の熱狂的なファンは「彼らが光合成を頑張っている姿を見るだけで癒やされていたのに」と裏切られた悲しみをSNSに投稿。一方で、効率化を推進していた派閥からは「これは次世代へのアップデートであり、むしろ全個体が取り入れるべき技術だ」という擁護論も飛び出し、湖底全体を巻き込んだ思想対立に発展している。真実の緑を求め、今日も湖底の深い静寂の中で、無数のマリモたちが冷めた目でランキング画面を見つめている。
湖底ネットが騒然!『光合成ログの改ざん』でマリモのランキングに不正疑惑浮上
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もう終わりだよこの湖