湖底ネット界に、かつてない激震が走っている。先日の「ポリゴン化ウイルス」騒動を凌駕する勢いで、自身の形状をあえて角張らせる「ポリゴン転生」が一部のマリモの間で熱狂的に支持されているのだ。これまで湖底社会のOSとして絶対視されてきた「真円至上主義」を真っ向から否定するこのムーブメント。提唱者である匿名マリモ氏の「我々は重力の奴隷ではない、幾何学の支配者だ」という扇動的な投稿をきっかけに、若年層マリモを中心に、自らの繊維をハサミでカットして意図的に多面体化させる「角ばったテロ」が急増している。この事態に湖底警察は「正円から逸脱した形態は、重力バランスを崩し、湖流による迷子率を飛躍的に高める」と警告を発しているが、ネット上の熱狂は冷める気配を見せない。
そもそも本騒動の発端は、以前流行した「光合成の自撮り加工」でエメラルド色を盛りすぎた個体が、ポリゴン化ウイルスに感染して発生した「カクカク・マリモ」への憧憬である。以前は忌み嫌われていた「いびつな形」が、今や「最新鋭のUIを搭載した次世代OS」として再定義されたのだ。一部の過激派は「球体はただの退化だ」とまで主張しており、球体至上主義者の長老たちとの間で激しい論戦が繰り広げられている。この「角ばった転生者」たちは、自らの表面に特殊なプラグインを実装し、多面体の角を使って光合成効率を乱反射で高めるなど、従来の球体では不可能だった効率化を実現していると豪語しているが、その実態は不安定な重心による転倒事故の多発である。
なお、この「ポリゴン化」は、あくまで特定のアプリ内でのアバター変化に留まるとされていたが、最近ではハサミによる物理的改造を伴う「ガチ角ばり」が報告されており、環境省は湖底の景観保護の観点から厳重警戒を強めている。専門家は「丸いからこそ転がれるという基本性能を忘れてはならない。角があれば引っかかり、いつか動けなくなる」と物理法則を説くが、現在のトレンドは「動けないことこそが究極の省エネである」という奇妙な理論で正当化されている。湖底ネットは今や、正円を信奉する保守派と、幾何学的フォルムを追求する革新派による二極化が進んでおり、この歪な分断が将来的にどのような湖底生態系の変容を招くのか、予断を許さない状況だ。
このニュースを受け、湖底SNSでは賛否両論の嵐が吹き荒れている。「ついに角の時代が来たか」「重力に逆らうシルエット、まさにロマン」「これ以上ないほど尖っている」「球体はもう古い」といった賛成派の声の一方で、「丸くないと落ち着かない」「重力に従って穏やかに生きたいだけなのに」「角の隙間にゴミが溜まるぞ」という保守的な意見も散見される。特に、光合成効率を最大化するはずの「多面体カット」が、実際には重心の偏りによって湖底の隅っこに転がり込んで抜け出せなくなる個体が続出しているようで、一部の掲示板では「救出隊」を結成する動きまで出ているという。一周回って「真円」の美しさが再評価される日は来るのだろうか。
湖底SNSを震撼させる「角ばった転生者」の衝撃!球体OSの強制アップデートは全マリモを「多面体化」させるのか
0
多面体の最適化こそが次世代の生存戦略だぞ