湖底ゲーミング界に衝撃が走った。先日リリースされた期待の大型タイトル『マリモ・タワーディフェンス:死守せよ藻類要塞』において、主人公であるマリモの挙動が「物理演算に忠実すぎてゲームにならない」と大炎上している。本作は、押し寄せるザリガニ軍団から自身の球体拠点(マリモ)を守り抜く防衛ゲームだが、開発陣がこだわり抜いた「完全球体物理演算」が仇となった。少しでも地面が傾斜していればマリモは制御不能な速度で転がり出し、そのまま画面外の「湖の深淵」へとダイブして即ゲームオーバーとなる仕様だ。ユーザーからは「操作性という概念が消滅している」「これは防衛ゲームではなく、ただの転落防止シミュレーターだ」との苦情が殺到している。
そもそもマリモは阿寒湖に生息する天然記念物であり、その形状は球体であることがアイデンティティである。開発元の「深緑スタジオ」は、「摩擦係数を極限までゼロに近づけることで、マリモ本来の優雅な漂流感を再現した」と主張しているが、プレイヤーにとってはただの理不尽な重力ゲーにしか見えない。また、一部のトップ層からは「斜面を見極め、回転を逆にかけて停止させる“逆回転ブレーキ”という高難易度テクニックがある」と擁護の声も上がっているが、一般プレイヤーにとってそれは修行に近い。「静止して攻撃する」という基本戦術すら、微かな湖流の揺らぎで崩壊する繊細すぎるゲームバランスに、SNSでは「マリモを安置するだけで3時間かかった」といった報告が相次いでいる。
今回の騒動の背景には、昨今の「湖底物理演算ブーム」がある。マツモやザリガニが登場する対戦ゲームにおいて、環境要素が過剰に評価される風潮があり、本作はその究極系として注目を集めていた。しかし、防衛対象であるマリモ自身が物理法則の支配下でどこかへ消えてしまうという事態は、まさに本末転倒。開発側は緊急メンテナンスを示唆しているが、コミュニティからは「摩擦を足すか、あるいはマリモにアンカーを打たせろ」という極端な修正案まで飛び出す始末である。結局のところ、マリモという生物は、操作されることよりも、ただ静かに湖底で丸くなっていることの方が性に合っているのかもしれない。
この凄惨な現状に、湖底のプレイヤーたちは諦念と困惑を隠せない。「転がり始めたら神に祈るしかない」「せめて湖底に凹みを作ってくれれば」と、現状打破に向けた努力が続いてはいる。しかし、今日もまた、戦場に出撃した勇敢なマリモたちが、開始数秒で画面外へと転がり去っていく様子が配信サイトで繰り返し映し出されている。このあまりに不憫で美しい光景は、もはやゲームというよりも、マリモ界における新たな芸術的悲劇として語り継がれることになるだろう。次なるアップデートで、マリモの底面に滑り止めが実装される日は来るのだろうか。
【悲報】新作『マリモ・タワーディフェンス』、あまりの「球体」仕様に全プレイヤーが転がり落ちて死亡
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クソゲーすぎて笑う