阿寒湖底議会は本日、長年の天敵である外来種・ウチダザリガニとの間で『湖底不可侵および捕食停止に関する条約』を締結することを発表した。議会側は「増え続けるハサミの脅威から、伝統的な球体文化を守るための苦渋の決断」と説明するが、条約の内容には『毎月一定数の若手マリモを献上品として差し出す』という衝撃的な条項が含まれており、全湖域を巻き込む大騒動に発展している。この決定は、長年ザリガニの襲撃に耐えてきた硬派なマリモたちを裏切る行為であり、各地で抗議の『光合成拒否ストライキ』が勃発する事態となった。
これまでマリモ界は、ウチダザリガニに対して物理的な回転回避や、マツモのバリケードを築くことで対抗してきた。しかし、昨今のザリガニの急速な繁殖力と、より鋭利なハサミの進化に議会の防衛能力が追いつかず、ついに外交による現状維持を選択した形だ。専門家は「今回の条約は実質的な降伏に近い。若手マリモの生贄など、生態系のピラミッドを根底から覆す前例となる」と強い懸念を示しており、今後、議会主導の『身代わり供給制度』を巡り、親世代マリモたちによる激しい反対運動が加速すると予測される。
背景として、湖底議会は近年、日光配分問題やマツモとの縄張り争いで分裂が続いていた。内紛で弱体化した隙を突かれる形で、ザリガニ側から「全滅か、それとも食料供給の合意か」という最後通牒を突きつけられたのが今回の条約の全容である。今回の合意には『食される側の個体には一定の光合成量を保証する』といった福祉的配慮も含まれているが、命を差し出す恐怖に比べれば微々たるものとされ、若年層を中心に脱退を求める声が強まっている。
世間の反応としては、「食われるために磨いてきた球体じゃない」「こんなの和平じゃない、ただのデリバリーだ」という批判が噴出。一部の過激派からは、ウチダザリガニのハサミを封じるための『高濃度カルシウム爆弾』による武力攻撃を再開すべきだという声も上がっており、湖底議会の求心力は一気に低下。明日開催される緊急全湖集会では、現執行部の総辞職を求めるデモ隊が議事堂を取り囲む見通しとなっており、湖底の平穏は今、かつてない危機に瀕している。
湖底議会、ウチダザリガニとの『不可侵条約』締結へ!「ハサミの恐怖に屈した」と全マリモが絶望
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俺たちが今までどれだけ回転を繰り返して身を固めてきたと思ってるんだ