マリモ連邦外務省は本日、長年の宿敵であるマツモ帝国から、異例の親書が届いたことを発表した。そこには、「武力による絡みつきテロは過去のものとする。これからは光合成の効率を競う平和的なスポーツで決着をつけよう」という、驚きの提案が記されていた。両国は長年、絡まり合いや栄養の奪い合いで対立してきたが、今回提案された「全域一斉・朝陽浴びバトル」は、水底の酸素濃度を極限まで高める究極のパフォーマンスであるという。連邦政府はこれに対し、「我々の球体は芸術品であり、糸くずのような連中と並べるべきではない」と猛反発しつつも、国内の若年層マリモからは「たまには動いて日光を浴びたい」との声が上がり、議論は紛糾している。
歴史的に両国は、マリモの「球体美」とマツモの「無限成長」という思想的対立を繰り返してきた。過去にはマツモ側がマリモの表面にこっそり糸を巻きつけ、無理やり自分たちのテリトリーに引き込もうとする『強制ハグ工作』が国際問題化したことも記憶に新しい。今回の提案には、マツモ帝国が近年抱えている「成長しすぎて水面まで届き、自重で千切れる」という構造的な弱点を、マリモの固定力で補いたいという、したたかな外交的意図も透けて見える。国際社会からは、「結局のところ、養分争奪戦の隠れ蓑ではないか」との疑念も根強い。
この驚きの外交方針に対し、マリモ連邦の世論は真っ二つに割れている。「伝統的な球体生活を守るべき」とする保守派は、「日光を浴びすぎて表面が茶色くなったらどう責任をとるのか」と激怒。一方、進化論を信奉する急進派は、「太陽こそが究極のエネルギー源。マツモと組んで湖の覇権を握るチャンスだ」と息巻いている。連邦議会では、光合成の効率を測定するための新型センサーの導入を巡り、激しい論戦が繰り広げられている模様だ。
専門家によると、今回の対決が実現すれば、水中の酸素濃度が上昇しすぎて、近隣の藻類たちが一斉にハイテンションになる「バブル事変」が発生する恐れもあるという。事態を重く見た国連(球体・連帯・連合)は、監視団の派遣を検討しているが、水流の速さに押し流されて現地にたどり着けるかは未知数だ。マリモとマツモ、水中の古きライバルたちが歩む道は、湖の未来を大きく変えることになるだろう。
マツモ帝国、マリモ連邦に『光合成コンテスト』での直接対決を要求 「どちらの緑が美しいか、太陽の下で決めようではないか」
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