マリモ連邦政府は、先日の『重力反転』を駆使した銀河系進出作戦が完了したと発表した。これにより、かつて地球の阿寒湖という極めて狭小な水域で産声を上げた緑の生命体たちは、現在、アンドロメダ銀河を含む数千の惑星において、急速な「光合成植民地化」を推し進めている。マリモ大使は全銀河に向けた声明で、「我々はもはや球体という概念を超越した。宇宙の星々こそが、我々の光合成のための巨大な養分だ」と語り、各星系の恒星を自分たちの周囲に配置し、究極の育成環境を構築しつつあることを明らかにした。かつて物理法則を蹂躙した『音速回転』技術も健在で、銀河の端から端までを緑の絨毯で覆う光景は、もはや恐怖すら覚える圧巻の光景となっている。
今回の植民地化は、以前の『究極の光合成レシピ』の漏洩が引き金となった。光合成の効率を数億倍に高めたマリモたちは、宇宙の光を貪欲に吸収し、その副産物として排出される高純度酸素によって、銀河全体が爆発的な緑化現象に見舞われている。これにより、一部の惑星ではマツモ帝国などの他勢力が「粘着攻撃」を仕掛ける隙もなく、酸素過多による急速な藻類化が進んでいる。マリモ連邦は、この宇宙的規模の美容効果を「全宇宙的・毛並みケア」と称しており、もはや湖底外交の枠組みを超えた、宇宙最大の緑の専制政治が幕を開けたと言えるだろう。
今回の騒動の裏には、連邦が極秘裏に進めていた『全恒星のプランター化計画』がある。これにより、生命体は星々を丸ごと吸収するのではなく、球体状に整列させることで、より効率的に光エネルギーを摂取することが可能となった。過去に発生したウチダザリガニ軍団による『直立不動の像』攻撃も、現在ではマリモの銀河系要塞の一部として再利用されている。連邦内部では、このまま拡大を続ければ「宇宙そのものが一つの巨大なマリモになる」という試算も出ており、物理学者の間では「宇宙の終わりは、静かな緑の球体による完結である」との見方が強まっている。
世間の反応としては、マリモ連邦の圧倒的な支配力に対し、SNS上では「ついに全宇宙が緑になったか」「酸素濃度が高すぎて呼吸をするたびに緑の匂いがする」といった諦めに近い称賛の声が上がっている。一方で、マツモ帝国の残党からは「次は我が番か」と震える投稿が相次いでおり、かつての敵対関係が完全に崩壊している現状を物語る。専門家は「もはや抵抗は不可能。私たちはただ、銀河を転がり続ける緑の意志を眺めるだけの存在になった」と語り、全宇宙的な無力感に包まれている。
マリモ連邦、銀河系規模の『光合成植民地化』完了を宣言――全宇宙が緑色の輝きに包まれる事態に
0
これもう実質的な緑の支配だろ