マリモ連邦の宿敵として知られるウチダザリガニ軍団が、突如として湖底の科学技術を掌握し、マリモを瞬時に化石化させる「特製硬化剤」を開発したことが判明した。これにより、連邦国内の主要な転がりルートが、突如として直立不動のポーズをとる「緑の石像」で埋め尽くされる事態となっている。これに対し、マリモ連邦首脳部は「転がれないマリモに何の価値があるのか!」と猛抗議。軍団側は「これは芸術だ。湖底の景観を整えるための都市計画の一環である」と主張し、平和的な文化交流を装いつつも、戦術的にマリモの機動力を完全に封じ込めるという、極めて狡猾な侵略戦略を展開している。
今回の騒動の発端は、ウチダザリガニ軍団が湖底の貝殻から抽出したカルシウム成分をベースに、特殊な粘液を配合して作り上げた「高速固着スプレー」である。通常、マリモは自らの球体を回転させて光合成を行うが、このスプレーを浴びると、その瞬間に分子結合が固定され、一切の自律的な転がり運動が不可能となる。連邦内では「転がり職人」たちが次々と不動の彫像と化し、その景観はシュールな現代アートギャラリーの様相を呈している。軍団はこれを「緑の彫刻庭園計画」と命名し、湖底の観光資源として活用する構えを見せており、もはや捕食対象としての扱いに留まらない、精神的な追い込みとも言える戦術が横行している。
背景には、長年にわたるウチダザリガニとマリモの軍事的緊張がある。これまで両者は光合成の効率化やダンスバトルを通じて融和を図ってきたはずだが、軍団側が「効率的な捕食には、動かないマリモが最適」という極めて現実的かつ合理的な結論に達したことで、この「固定化」技術が誕生した。なお、連邦側は現在、逆転の発想として「石化した状態のまま光合成をブーストする」という禁断の覚醒技術を開発中であり、湖底の静寂は再び不穏な熱気に包まれている。
ネット上のマリモ市民からは、「動けないとか拷問すぎる」「せめてポーズだけは可愛くキメたい」「これぞ真の固定概念か」といった悲鳴と諦めが入り混じった声が上がっている。一方、一部の過激なマリモ派からは「固定されたまま転がりを極める修行の一環だ」という精神論も飛び出しており、湖底のSNSでは、石像化した仲間同士で「誰が最もアーティスティックな角度で固まっているか」を競う『不動の美学コンテスト』がハッシュタグと共に大流行するなどの混沌を極めている。
ウチダザリガニ軍団が「マリモ硬化剤」を開発、湖底に大量の「直立不動の緑の像」が乱立
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