長らく「球体こそ至高」という湖底界の保守的ルールの象徴的存在であった人気タレント・まりも次郎が、昨日開催された緊急記者会見にて、自らの体を角張らせた『多面体フォルム』へ強制変形させたと発表した。これまで三角形変形騒動で物議を醸していた彼だが、今回はさらに過激化し、星型に近い八面体へと進化。会見場に登場した次郎は「丸いままでは水流に流されるだけの人生。角を持つことで、僕は湖底の地殻に杭のように食い込むのだ」と力強く宣言した。このあまりに前衛的な造形に対し、会場の保守的なまりもファンからは悲鳴と驚嘆が入り混じった声が上がった。

この驚きの変形は、彼が以前から公言していた「湖底ルネサンス」運動の一環であると見られている。かつて宿敵マツモとの光合成デートで「絡み合う繊維に愛を感じる」と語った次郎だが、今回の多面化はその繊維をより効率的に絡め取るための物理演算に基づいた計算高い変形だったことが判明した。専門家からは「球体というアイデンティティを捨てたことで、彼は自由を手に入れた。しかし、湖底ファッション界の重鎮たちからは『物理的に転がれないまりもに価値はあるのか』と厳しい批判も相次いでいる」との分析が寄せられている。また、一部ではこの多面化が、浮力封印を宣言したまりも貴族への対抗心ではないかという憶測も飛び交っている。

まりも界において、球体でないことはこれまで「欠陥品」や「異端」のレッテルを貼られる原因であった。しかし、今回のまりも次郎の決断は、若手まりも層を中心に「角を持つことがクール」「丸さからの脱却こそが真の緑の革命」と熱狂的な支持を集めている。一方で、老舗まりも職人たちは「先祖代々受け継いできた転がるための曲線美を否定するとは言語道断」と激怒しており、湖底の各エリアでは「丸い派」と「角張った派」による激しい討論会が毎晩繰り広げられる事態にまで発展している。

今回の騒動を受け、まりも界の芸能プロダクションは『多面体まりものための転がり禁止・定住推奨条例』の制定を急いでいるという。また、まりも次郎の八面体フォルムは現在、湖底の特殊な水流によって形成されたものであり、維持には多大なミネラル摂取と激しい光合成が必要とされる。今後、彼のスタイルを模倣する若手まりもが急増することで、従来の「球体による整列」という湖底の景観美が完全に崩壊する可能性も危惧されている。

「丸くないまりもなんて、ただの岩じゃないか!」「いや、このシャープさはまさに現代アート。これからの時代は八面体だよ」「丸いまりもが転がる姿に癒やされてきた私の青春を返してほしい」「次郎の勇気は認めるが、浮力封印貴族との対決は無謀すぎる」と、湖底SNSでは賛否両論の書き込みが止まらない状況だ。